00:00
株式会社エフ・コード取締役の衣笠でございます。本日は2025年12月期第1四半期決算の説明をさせていただければと思っております。それでは早速、第1四半期の決算ハイライトでございます。まず業績面ですけれども、売上24.1億円、前年同期比で約2.3倍、営業利益5.7億円で、同じく約1.8倍という形で前四半期に続きまして、過去最高の四半期売上/営業利益を達成しております。
そういった増加する営業キャッシュフローを背景に、AI/DX領域の新事業だったりですとか、M&Aへの投資を加速、また、自己株式の取得というところを実行させていただいております。下に事業/M&A/財務というところで、3点のトピックスを記載しております。
まず事業面ですけれども、Spinflowという子会社が、複数生成AIを横断/統合して利用できるAIプロダクトをリリースしております。次にBUZZ社とCiel Zero社が、共同で基礎部分からAIとの先端技術までを網羅した、エンジニア向けのスクールを展開してまいります。
続きまして、SAKIYOMI社とBUZZ社が共同で、ビジネスカンファレンス、SNSサミット2025を開催しております。続きましてM&Aでございますけれども、今期3社(このクオーターですね)3社のM&Aを実行しておりまして、合計約3.6億円分の営業利益の積み上げを想定しております。こちら、後ほどご説明差し上げられればと思っております。続きまして財務面ですけれども、当期に入りまして、直近で2回、自己株式の取得をアナウンス、実施させていただいております。取得した自己株式に関しましては、新規M&Aの活用だったりですとか、これまでにすでにグループ参画いただいている経営陣だったり、今後のアライアンスパートナー様へのインセンティブとして活用していければと思っております。また、金融機関様との関係だったりですとか、資金調達状況も良好に推移しております。
02:03
それでは第1四半期の業績および通期業績予想に対する進捗というところをご説明できればと思っております。まず決算サマリーでございます。
先ほどご説明の通りでございますけれども、売上収益24.1億円で、前年同期比で約2.3倍、営業利益5.7億円で同じく1.8倍に増加しております。過去最高の売上/営業利益を達成しており、継続的な高成長を実現できているのかなというふうに考えております。
こちらは通期のところなので、前期の通期決算で開示しておりますこの進行期の業績予想というところになっております。売上収益に関しては100億円、営業利益は22億円を想定していまして、上場後4年間で売上に関しては約15倍、営業利益に関しては約14倍の成長を見込んでおります。
そういった業績予想に対するこの1クオーターでの進捗でございますけれども、売上収益で24.2%、営業利益で26%の進捗となっております。積み上げ型で売上が積み上がっていくという収益構造で、下期偏重であるというところだったり、この第1四半期の期中で複数のM&Aでジョインしていただいている会社がある、というところを考えますと、新規事業投資を行いながら、でもしっかり第1四半期として好調なスタートが切れたのかな、というふうに考えております。
03:37
続いて領域別の業績予想の再度のご説明になりますけれども、マーケティング領域とAIテクノロジー領域とで分けて記載しております。マーケティング領域に関しては、事業利益約1.5倍、AIテクノロジー領域に関しては、事業利益約1.7倍というところの成長を見込んでおりまして、祖業であるマーケティング領域も、堅調に伸ばしていくという想定なんですけれども、それを上回るような形で、AIテクノロジー領域を伸ばしていきたいというふうに考えております。
04:12
業績別の進捗でございますけれども、収益面ではマーケティング領域、利益面ではAIテクノロジー領域がそれぞれ牽引している、というような形となっております。新規事業の投資を行いながらも、事業利益をしっかり25.5%という進捗で進められておりまして、またスライド下のところの共通費用に関しましても、しっかり25%以内に抑制するという形で、営業利益の創出を実現しております。
04:46
こちらは通期業績予想を前提としたEPSの推移の見込みとなっております。上場後4年間で約8倍での成長を見込んでおりまして、結果としては104.8円というところのEPSを見込んでおります。関連して第1四半期のトピックスとして自己株式の取得を今推進しております。
05:03
2回の自己株式取得を決議しておりまして、現在2回目の実行中という形になっております。合計で20万株、約1.6%分の取得を予定しておりまして、今後も財務状況だったりですとか、マーケット環境を注視して機動的な取引実行を検討して参れればと考えております。
05:35
このような自己株式の取得を行う背景と方針というところですけれども、まず左側の背景と状況というところで2点ございます。一点目が事業成長によるキャッシュフローの生成能力の向上というところで、EBITDAが上場以来毎期成長しておりまして、この進行期の業績予想ベースで23億円を想定しております。
そういった事業からのキャッシュフロー生成能力が向上したというところに伴いまして、その一部を還元に回すということがオプションとして選択可能な財務基盤になってきたのかな、というふうに考えております。
また、負債性の調達資金額の着実な積み上げというところで、前期末以降、本件開示日、この自己株式の2回目の取得の開示日になっておりますけれども、それまでの間で累計約28億円の負債性資金を調達しております。具体の内容は、適時開示でも一部開示しておるんですけれども、右下の方に小さい字で記載しておおりますが、連結子会社のSAKIYOMI社のみずほ銀行様からの借り入れだったりですとか、エフ・コードを主体として、りそな銀行様からのSDGs推進私募債の実行だったりですとか、三菱UFJ銀行様との実行可能期間付きタームローンといった、そういった取り組みを実行しております。そういった形で、金融機関様とのリレーションを強化しながらですね、また我々の取り組みというところも、一定のご理解をいただきながら、調達金額の積み上げに成功しているという状況でございます。
そういったところを背景に、今後のM&A資金も一定確保した上で、自己株式の取得を実施できるというふうに判断いたしました。今回取得した株式の活用方針ですけれども、こちらも大きく2点記載しておりまして、まずは1つ、新規M&A案件での活用というところで、トランザクションでの利活用というところを想定しております。
これまではキャッシュのみでの取引というところを中心にやってきたんですけれども、売り手企業様によってはキャッシュだけではなくて、エフ・コード株式を一部、取得対価として選択しながら、今後のグループに対する貢献をしながら、アップサイドの利益も獲得していきたいというご要望がありますので、そういったところを推進するための活用というところを想定しております。
また2点目ですけれども、これまでにすでにご参画いただいている、グループ陣、グループ会社の経営陣だったり、今後のアライアンスパートナーへのインセンティブとしても、活用していけるのかな、というふうに考えております。
取得した自己株式をしっかり活用していければ、と考えておるんですけれども、検討の結果、短期的になかなか活用するのが難しいというふうに判断した場合には、償却も検討していければと考えております。
08:28
また、株主還元に関する基本的な考え方でございますけれども、成長企業としては、継続的なEPSの向上による企業価値および株価の向上によって、結果としてキャピタルゲインによって、株主の皆様への還元を図っていくというところが、1丁目1番地で一番重要なことである、というふうには認識しております。
実際の業績とEPSの推移を左側に記載しております。発行時に株式総数が約1.5倍というところで、上場後から今期まで増えておるんですけれども、当期利益に関してもしっかりこの業績予想ベースで12.7倍の成長というところを想定しておりまして、結果としてEPSも7.8倍というところで、希薄化を上回るペースで利益を拡大することによって、EPSを押し上げていくというところを、今後もやっていければというふうに考えております。
獲得した利益を再度事業投資して、さらに株価を上げていくというところが、一番重要なところではございますけれども、こういった自己株式取得を含む株主還元を同時的に検討を実施することによって、新たな投資家様にご認知、注目いただけるような機会を得ることができたりですとか、これまでも応援いただいている既存株主様からも、さらに継続的にご支援いただけるのかなというふうに考えておりまして、EPSの向上というところが一番重要な部分ではあるんですけれども、そういった複数の株主還元施策というところも、同時並行で検討していければと考えておる次第でございます。
10:12
IR関連のご案内というところで、当社はIRに注力しておりまして、これまでFacebook、
X、YouTube、LINEといった形での情報発信をしてきたんですけれども、3月からnoteでの情報配信というところも進めております。もしよろしければ、こちらの記載のURLやQRコードからフォローいただければ嬉しいです。
10:43
続きまして、事業概要、ビジネスモデルについてご説明させていただきます。改めまして株式会社エフ・コードでございます。
弊社は神楽坂にある会社でございまして、今エフ・コード本体も含めまして、グループ全体で12社の企業集団となっております。創業からちょうど20期目に入った、そういった会社となっております。
11:07
ミッションとしては、マーケティングテクノロジーで、世界を豊かに、というところを掲げておりまして、テクノロジーを利活用して、クライアント企業様のマーケティングを支援することによって、最終的にはエンドユーザー、一般消費者の皆様にとっても必要なサービスだったり、商品が届くようにご支援してまいりたいというふうに考えております。
11:30
沿革になりますけれども、当社は2006年に創業しておりまして、マーケティングSaaSの事業を開始しまして、SaaS事業が拡大した結果として、今から3年半前、2021年にですね、東証グロース市場への上場を達成しております。そこからはこれまで我々がケイパビリティとして持っていなかった領域を拡大していくというところで、マーケティング領域で9件のM&Aを実施しておりまして、続いてAIテクノロジー領域でも、7件のM&Aを実施しているという形となっております。
12:12
経営メンバーこちらに記載の通りでございます。代表の工藤、取締役の荒井・平井に加えまして、私、衣笠が今年度から取締役に就任させていただいております。
12:30
当社事業領域でございますけれども、大きくマーケティング領域、AIテクノロジー領域の2領域で支援をしております。まず左側のマーケティング領域ですけれども、エフ・コードは先ほどご説明の通り、デジタルコンサルティング、マーケティングSaaSのところからスタートしておりますけれども、我々だけで提供しきれない接点が増えておりますというところで、そういったところ、幅広くご支援するべく、いろんな企業にジョインしていただきまして、企業のマーケティング、成果の最大化というところを支援してまいります。
また、右側のAIテクノロジー領域でございます。企業のDX化、高度デジタル化に向けまして、生成AIの部分だったりですとか、システム、アプリ、開発、サイト制作といったところを総合的にご支援してまいります。
今期ジョインした会社が、マーケティング領域でいうと下の真ん中の方に2社あります。ゼロタス社とSmart Contact社がジョインしていただいています。また、AIテクノロジー領域の方では、右下の方に記載のCiel Zero社に今期ジョインしてもらっております。
13:40
続きまして、事業カテゴリー売上比率の部分となっておりますけれども、まず真ん中のグラフのところですけれども、2024年前期実績ではですね、マーケティング領域が売上の大半を占めているという状況ですけれども、そこから今期の予想ベースでいきますと、AIテクノロジー領域が大きく伸びて、その比率を高めるというような予想となっております。
また、右側の継続・単発の売上比率の部分ですけれども、だいたい3/4ぐらいが継続型の収益となっておりまして、経営の安定性/収益性を高めるために、今後も継続、売上を重視して、各事業を推進してまいりたいと考えております。
14:23
継続取引を中心として、こちらに記載のような2000社以上の、多種多様な業種のクライアント様をご支援しております。
14:36
グループとしての事業活動方針でございますけれども、まず基本的な考え方を左の方に記載させていただいておりまして、まず一点が連邦制の運営というところになっております。
これまで複数のグループ会社にジョインしていただいておりますけれども、それぞれの会社がこれまでスタンドアローンでしっかり業績を伸ばしてきて、今後もその成長が見込めるという会社になっております。そういったこれまでの事業の強みですとか、役員陣の強みというところをしっかり尊重して、今後も、それぞれが自由に伸ばしていけるというところを一番重視しております。
一方で、上場企業グループに入っていただくというところなので、ガバナンスの担保というところは、別の観点で重要になってまいりますので、役員派遣だったり、経営会議、取締役会の運営等を通じて、しっかり守りの部分を担保していくというところを考えております。
また、統合の推進というところで、それぞれのスタンドアローンで伸ばしていくというところも重要なんですけれども、そこにプラスアルファというところで、売上のアップだったり、効率化というところで、一緒に統合していったほうが、成果が出やすい部分もありますので、そこは推進をしていくという形となっております。
具体的な取り組みはですね、右の方に記載されておりますけれども、こういった取り組みを通じて、グループ12社のスケールメリットをしっかり生かして、コングロマリットプレミアムの創出を図ってまいりたいというふうに考えております。
16:05
そういった取り組みの実績がこちらに記載されておりますので、もしよろしければご覧いただければ幸いです。
16:20
続きまして、AI関連の新規プロダクトリリースというところで、冒頭少し触れた部分になりますけれども、グループ会社のSpinflow社がですね、複数の生成AIを横断・統合して利用できるようなプロダクトをリリースさせていただいております。
下に記載のような生成AIモデル、複数ありますけれども、それぞれテキスト生成、画像生成、動画、音声生成等、それぞれの特徴だったり、強みが異なりますので、その選定だったり、使い分けが難しいというところ、そこを横断的に利用できるようなプロダクトを開発して、ローンチしてまいります。
17:00
続きまして、スクール領域の新事業のリリースというところで、BUZZ社とCiel Zero社の二社での取り組みとなっております。BUZZ社は、SNSマーケティングスクール運営に長けている会社でございまして、スクール事業をこれまでやってきた中で、その受講生を集めてくるという部分の圧倒的なマーケティング力がございますので、そこを生かしていくという取り組みとなっております。
また、Ciel Zero社に関しては、エンジニア650名在籍の非常に規模の大きなエンジニアリングサービス企業となっておりますが、そういったエンジニアを教育していくというところをこれまでもやってきましたので、この両者で取り組んでいくという形になっております。
下の方にポイントを記載されておりますけれども、Ciel Zero社のこれまでやってきたというところで、そのエンジニアリングの基礎から、AIとの先端技術までを網羅した、オンライン教育プログラムを提供しているというところが一点と、スクール事業において、これまで集客力をしっかり発揮してきたBUZZ社が、そのスクールのマーケティングというところを手掛けていく、という形になっております。また3点目、ここは非常に重要な部分になっておるんですけれども、Ciel Zero社の方で圧倒的な案件数を誇っておりますので、そこをそのスクールの卒業生がアサインされるというところによって、スクール側の魅力度も増しますし、多数の案件をしっかり実行していくという、供給力のアップというところにつながっていくという、そういった取り組みとなっております。
18:37
続きまして、ビジネスカンファレンスSNSサミット2025の開催というところで、これまでもSNSサミットを開催してきたんですけれども、今回SAKIYOMI社とBUZZ社が共同で企画運営しております。SNSの第一線で活躍されているようなマーケター、インフルエンサー、起業家様などを総勢20名以上、著名人にご登壇いただきまして、参加者としては8000名以上という形となっております。今後も開催していければというふうに考えております。
19:10
また、グループとしての提供価値の拡大というところで、前年同期比で5倍というところになっておりますけれども、毎Qごとに着実にクロスセルによる受注金額を獲得しております。規模をまだこれから伸ばしていければというふうに考えております。
19:32
クロスセル事例ですけれども、複数事例としてお出しさせていただいていまして、例えば、これまでWEB上でEFOのご支援をしていたところに対して、さらにLINE上でも顧客接点を強化していくという取り組みだったりですとか、逆にこれまでLINEでのご支援をしていたところに対して、WEB上でのチャットボットのご利用をいただいたりというところで、複数のプロダクトを統合的にご利用いただくという取り組みを進めております。また、その他ソリューションの導入、業務提携の実績のリリースだったりですとか、新機能・サービスのリリースですね。あとは、プロダクトのアワードの受賞も開示させていただいておりますので、もしよろしければご覧いただければ幸いです。
20:27
続きまして、当社のM&A投資についてご説明させていただきたいと思います。まずM&Aの狙いですけれども、大きく分けて4つありまして、非常に重要なのが1点目と2点目、企業価値向上のスピードアップと、顧客への提供価値の拡大というところになっております。
これまで我々エフ・コード単体ではできなかった業務領域に関して、グループ会社にジョインしていただくことによって、それぞれの強みを生かして企業価値向上だったり、顧客への提供価値の拡大というところに取り組んでおる、というところでございます。
また、それぞれの企業、それぞれのチームが非常に優秀な人材で、これまで成長してきて、今後の成長も見込めるという会社たちになっておりますので、その各社の成長に加えて、グループ全体を牽引していくというような、そういった経営陣、チームになっていくのかなというふうに期待しております。
また、グループ経営による効率化と機能強化というところで、それぞれの会社が相互にシナジーを発揮するところだったりですとか、経営管理機能に関しては、ホールディングススタイル、エフコードから、しっかり子会社たちを支援していくというところによって、グループ全体の企業価値向上に努めてまいりたいと思っております。
21:41
当社のM&Aの考え方、対象、強みでございます。まず前提、考え方のところですけれども、当然ですけれども、中長期的な企業価値、EPSの増加に資する案件のみにフォーカスしてまいります。また定量的な面ですけれども、合理的なEV/EBITDA倍率、これまででいくと、従来で5倍以内程度を目安に案件を実行することによって、適正なエントリーバリューの投資をしていく、というところを心がけております。
その中でも、売上に関して、売上の継続性だったりですとか、その成長性だったり、顧客の分散性だったりというところもしっかり評価しながら、案件実行の可否というところを検討しております。また対象ですけれども、黒字企業・事業が対象となっておるというところがございますけれども、弊社のミッションに賛同いただいて、我々がこれまで手掛けてきた領域、具体的にはマーケティング領域とAIテクノロジー領域、その中、その周辺というところで、しっかりシナジーが出しやすい業種というところをターゲットしております。
また、ソーシング、クロージング、ファイナンス、それぞれこれまでM&A推進してきた我々の強みがございますので、こういったところも生かしながら、今後も素敵な企業と出会えたらというふうに考えております。
23:03
またソーシングの部分ですけれども、これまでは弊社のM&A専任チームがございまして、これまでの案件16件もすべて担当しております。150社以上のM&Aアドバイザーのネットワークに加えて、リファラルによる案件紹介も直近急増しております。あらゆるチャネルをフル活用して、いろんな企業様と出会って、しっかり一緒に取り組んでいけたらというふうに思っております。
23:33
また、M&Aに関するインタビューコンテンツリリースというところで、複数コンテンツをお出しさせていただいております。グループ各社の代表へのインタビューだったりですとか、一緒に案件に取り組んでいただいている金融機関様、仲介の皆様といったところにもインタビューさせていただいて、それぞれの取り組みについて開示させていただいております。
24:03
また、ここからは、具体的に第1四半期でジョインいただいた会社のご紹介になります。まず1件目、株式会社ゼロタスでございます。事業内容としては、データコンサルティング、デジタルマーケティング事業を手掛けております。
譲渡日としましては1月17日というところで1Qの2ヶ月半ぐらいを運営していただいております。取得価格としては約2億円で売上高0.8億円、営業利益0.3億円からというような水準となっております。
24:40
ゼロタスは、データを活用して投資対効果を可視化・最大化するROIマーケティングを推進しておりまして、広告運用だけにとどまらず、事業成長に必要なすべての実行支援というところで、広告運用だけではなくてですね、クリエイティブ領域だったり、データの分析といったところも含めて、しっかり実行支援していくという、そういった会社になっております。
25:15
続きまして2件目がCiel Zero社でございます。事業内容としては、ITエンジニアリングサービス、AIシステム開発事業を手掛けておりまして、2月14日が譲渡日となっております。取得価格約13億円で売上高約20億円以上、営業利益2億円以上といった、比較的規模の大きな案件となっております。
25:40
Ciel Zero社の事業でございますけれども、ソフトウェア開発からインフラの設計、構築まで幅広い領域で支援をしております。その中でも4番のITスクール事業というところで、これまで未経験のエンジニア志望者に対して、スクールを運営して育てることによって、供給力を追加していくというところを、強みとしている会社でございます。
26:12
続きましてSmart Contact社でございますけれども、事業内容としてはセールス支援・コールセンターを運営しております。譲渡日としては2025年3月10日となっておりまして、取得額約6億円、売上高9億円、営業利益1.3億円といった水準となっております。
26:35
Smart Contact社の事業ですけれども、セールス支援、コールセンター、訪問販売、ストアソリューションというところを生業としておるんですけれども、特に一番のセールス支援事業、コールセンター事業で強みを持った会社でございます。
我々エフコードグループはマーケティング領域でご支援しておりますけれども、マーケからセールスの領域、幅広く一気通貫でご支援できるようになったというところが、この案件の非常に重要な部分かなというふうに考えております。
27:09
続きまして中期経営計画でございます。
こちらは2月半ばに発表している通期の決算発表の中でも開示させていただいている内容ですけれども、改めてご説明できればと思っております。2027年12月期の目標であり、今期は2025年ですので、再来期の目標となっております。
営業利益50億円以上、営業利益のCAGR50%以上というところをハイライトさせていただいております。ここをターゲットに、これをさらに上回るようなペース、ないし、これを少し前倒しするような進捗で、達成していければというふうに考えております。
27:57
その前提としての市場のところですけれども、まずマーケティング領域ですけれども、デジタル広告宣伝市場というところで、今後もまだ伸びしろのある領域となっております。また、さらにAIテクノロジー領域で業務システムDX市場というところで、DX市場もさらに大きく伸長するようなマーケットとなっております。
28:20
これまでですけれども、マーケティング領域からスタートして、AIテクノロジー領域に取り組んでまいりまして、それらの強みをしっかり融合してですね、今後、新しいドメインにもチャレンジしていければというふうに考えております。
28:38
また中長期での競争力強化の構造というところで、M&Aを非常に活発にやっている会社でございますので、新しく入ってくる会社だったり、そのドメインを生かしながら、事業・人材戦略というところをさらに活性化させて、企業価値向上を加速していければというふうに考えております。
29:01
こちらも同様のところですけれども、ステップ1のところで、マーケティング領域の競争力を強化してまいりまして、その後、AIテクノロジー領域へ進出してまいりました。これらをしっかり融合して、DX全般での支援能力を拡張して今後まいりまして、その中でそういったところを生かしながら実業だったり、海外進出の部分、海外市場に進出も含めて、新領域へ大きく前進できればというふうに考えております。
29:35
また、組織戦略ですけれども、ここもM&Aによって、いろんな経営陣がジョインしていてくるというところを生かしながら、いろんなプロジェクトの中で組織の活性化というところを推進できれば、というふうに考えております。
29:55
また、財務戦略EPSの伸長というところで、こちらも冒頭の方でご説明させていただいた内容にはなりますけれども、EPSの向上というところが最大重要指標として考えておりますので、株式の希薄化というところを、大きく上回るような形の利益の創出というところを目指していければ、というふうに考えております。
30:23
また財務安全性のところですけれども、我々が営業利益が増加しておりまして、年々増加している営業キャッシュフロー、これを担保にですね、財務安全性をしっかり確保してまいりますと。また将来の営業キャッシュフローがしっかり出るというところを背景に、融資の獲得だったり、そのキャッシュフローを、追加の投資の余力として確保してまいれれば、と思っております。
また、指標としましては、ネットデット/翌期EBITDA倍率というところを重要視しております。これは、負債から預金を引いた純額での負債に対して、今後、営業キャッシュフローで何年で返済していけるか、というところを重要視しておりまして、これを今後も2.5倍以内というところを1つ目安にコントロールしていければ、というふうに考えております。
31:20
これまでこの上場後の3年間、売上高CAGR約100%で業績伸長してまいりました。今後もこの成長した営業キャッシュフローをしっかり活用してですね、財務安全性を高めながらEPS成長率を高めて、企業価値向上に努めて参れればと思っております。今後も継続的にご支援いただければ幸いです。本日はお時間ありがとうございました。