2024年12月期第3四半期決算説明に関する説明動画_スクリプト

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お世話になっております。株式会社エフ・コード 代表取締役 工藤勉でございます。
本日は株式会社エフ・コード 2024年度12月期の第3四半期決算についてご説明いたします。

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まず第3四半期のサマリーでございます。
売上収益は30.7億円、前年同期比1.9倍、営業利益は10.1億円、同様に前年同期比2.4倍に増加しております。 売上をしっかり伸ばすとともに利益もしっかりと継続的な高成長を実現できているという形になっております。

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また直近の資金調達およびM&Aに関するサマリーでございます。
我々は今年の5月に公募増資によって約24億円の資金調達を実行いたしました。
M&A機会の増加を背景として迅速な案件実行のために財務基盤を強化したと。
今後新たな銀行様からのお借り入れ含めてですね、当面のM&A投資としては総額50億円からというところを想定しております。
そういった方針に基づき、2024年11月には株式会社SpinFlow(以下SpinFlow社)を連結子会社化いたしました。
こちらは生成AIを起点としたコンサルティング事業、業務改善の支援、またリスキリング研修を展開している会社でございます。
また2024年11月、株式会社BUZZ(以下BUZZ社)を連結子会社化いたします。
こちらはインスタグラムを中心としたスキルアップスクールを運営している会社でございます。

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簡単な両社のサマリーでございますけれども、こちらがSpinFlow社。
昨今、世界中で大きく浸透していっているジェネレーティブAI・生成AIを起点とした法人様向けのコンサルティングや業務改善、そして従業員様へのリスキリング研修といったものを展開しております。
特に昨今の次世代スキル教育の市場の拡大を受けて、約半年間で2,000名以上の方々に生成AIに関するリスキリング研修を受けていただいてるというところでございます。
今後もエフ・コードグループの様々なお客様に向けて、幅広く生成AIに関するサービスをご提供するとともに、職種や業種に特化した支援などにも展開していきたいと考えております。

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また、こちらが(2024年)11月28日に実行予定のBUZZ社の株式取得に関するものでございます。
インスタグラムを中心としたスキルアップスクールを運営している会社でございます。
SNS市場ももちろんですし、昨今の流れの中でフリーランスおよび副業の市場も大きく拡大している背景の中で、3年間で1万2,000人以上の個人の皆様に、こちらのスクールでご受講いただいていると、そういった急成長中のベンチャーでございます。
我々エフ・コードグループには既に法人向けにSNSマーケティング支援を行う株式会社SAKIYOMI(以下SAKIYOMI社)がグループにおりますので、法人向けにSNSマーケティングを支援するSAKIYOMI社と個人向けにSNS関連のスキルアップスクールを運営するBUZZ社とこちらのシナジーによって、SNS関連市場の中で法人様、個人様いずれに向けての事業も拡大していきたいと、そういうふうに考えているところでございます。

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ここまでがサマリーでございまして、ここから本日の決算説明のアジェンダとしては、当社の概要のご説明、次に決算のご説明、資金調達およびM&A投資の振り返り、そして我々の置かれている市場環境と今後の展望という流れでご説明差し上げられればと思います。
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改めまして株式会社エフ・コードでございます。
2006年3月にWEBコンサルティング事業を営む会社として創業した後にWEBコンサルティング事業のノウハウを生かす形で、WEBマーケティング関連のSaaSプロダクトを多数開発し、そのSaaS事業が大きく伸長する形で2021年12月に東証マザーズ当時東証マザーズ/現東証グロースに上場させていただきました。 上場後は事業のケイパビリティを拡大すべく、ここまで合計13社のM&Aを実行し、今に至っていると、そういう会社でございます。

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サマリーといたしましては、当社の業績といたしましては、今年があくまで開示予想ベースですけれども、売り上げが46億、EBITDAが約16億円と、そういう会社でございまして、昨年の数字と比べて売上は1.9倍、EBITDA2.2倍とまた右上にあります通り、株主様にとって一番重要なEPSにおいても約1.4倍と、こういった形で継続的な高成長を続けているというところが財務的な特徴になろうかと思います。

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ミッションとしては「マーケティングテクノロジー世界を豊かに」というところを掲げておりまして、このミッションを実現すべく、

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こちらの企業様向けにデジタルなトランスフォーメーション、またデジタルマーケティングの高度化をご支援するために一気通貫でサービスを提供していくと。
具体的には、まずは企業様が生活者・消費者様と出会うための場を「つくる」。
例えばウェブサイトであったりホームページアプリ、というためのエンジニアリングであったりクリエイティブ、AIの部分のご支援。
次にそこで作った場に対して、見込み客となるような生活者様・消費者様に集めるための「集客」。マーケティング支援、SNSを利活用、WEB広告を利活用などのご支援を行っております。
最後に、場を作りました。そこに生活者様に集まっていただきました。しっかりと企業様から見た場合に、集まってきてくださった方々を「顧客化する・収益化する」。
そのためのデータサイエンス、テクノロジー。 これらを一気通貫でご支援することによって、企業様が既存の事業をDXしたり、またはデジタルを利活用した新規事業を行いたいといったときに、「つくる」部分、お客様を「集める」部分、「収益化する」部分、それらをエフ・コードグループが全てご支援できるとそういったサービス体制を整えている会社でございます。

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グループの構成としては、ホールディングスカンパニーとしてエフ・コードが存在し、
「つくる」部分:エンジニアリングやクリエイティブの部分。
「集客する」部分:SNSマーケティングやWeb広告の部分。
「顧客化・収益化する」部分:データサイエンスやテクノロジーの部分。
それぞれグループ会社が存在し、専門特化した形でそれぞれのサービス領域を深掘っていってると。 さらにそれらを束ねるような形でエフ・コードグループが大手企業様から全国津々浦々の中堅中小企業様まで、包括的にサービスをご提供できる体制になっているとそういったグループ概要になっております。

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当社のビジネスモデルといたしましては、企業の皆様向けに、主には月額継続型のサービスをご提供しております。
でございますので、お客様の数と単価がしっかりと伸びていけば毎月の売上が座布団が積み上がるようにしっかりと積み上がっていくという構造でございますので、我々としてはお客様の数と単価をしっかり伸ばしていくというところに事業上は注力しております。

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また、お客様としては現在継続の取引で2,000社以上の多様なお客様にお仕事をいただいているというところでございます。
こちらにあります通り、いわゆる物販のお客様、旅行業のお客様、金融業のお客様、人材業のお客様、不動産業のお客様、自動車関連のお客様、等々 非常に多様な業界業種のお客様にお仕事いただいてるというところでございます。

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当社のグループとしての成長ステップとしては、まず2021年末に上場させていただき、IPO後3年間の2024年までは今後の更なる発展に向けた助走期間として位置づけており、根幹のデジタル事業の磨き込みを推進している最中でございます。
ステップ1として、まずは2024年までにクライアント様の抱える一部業務をしっかりとデジタル化、DX化を支援できる会社になっていくというところがあります。
次にステップ2に進んで、クライアントの抱える全業務をデジタル改革していけるような会社になり、そしてステップ3として、それをグローバルに広げていきたいという思いでやっております。

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このステップ1からステップ2に進むために、今非常に重要だと考えているのが、こちらに書いてあることでございます。
自らM&Aと事業開発によってケイパビリティを拡張しながら、ただ買収してまた新規事業を作ってその事業を営むだけではなく、PMIのプロセスの中で、業務の効率化や収益性の向上というところをしっかりと成し遂げ、自らのグループの中で業務改革をしっかりと成し遂げると、それらをお客様へのサービス展開することによって、より高品質で高収益でお客様からしてもコストパフォーマンスの高いサービスを提供していくというところを重要だと考えております。

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そのプロセスの中で「開発」であったり「広告」であったり「営業」であったり「カスタマーサクセス(CS)」であったり、それぞれグループ内で各業務のDX化やAIの利活用によって業務効率の上昇というところに成功してきております。

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例えばですけれども、我々のグループ会社の中でラグナロク株式会社(以下ラグナロク社)という開発会社がありますけれども、彼らの力によってグループ横断での開発体制の強化やAI化を促進しています。
開発のコーディングであったり、レビューの多くがAI化されたことによって、開発速度が大きく上昇しているというところの事例が出てきたりしております。
また、これによってグループとして開発速度がどんどん上がっていくということもそうですけれども、我々はクライアント様にも開発のご支援ということを行っておりますので、クライアント様に提供するサービスのクオリティとしても非常にコストパフォーマンス、生産性が高いものになってきているというところでございます。

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加えて、我々自体もグロース企業として営業ということは非常に重要なんですけれども、ここにおいても継続型の取引だけでも数千社のお客様が存在していて、さらにM&A等々によって各社の保有する顧客群というのが多数加わってくると。
その中においてAIの利活用であったり、データサイエンスによってグループ各社の顧客データを解析、ホールディングスがグループ横断で顧客データを解析することによって、顧客別に期待できるライフタイムバリュー(お客様から生涯にいただけるような収益がどのくらいか)という部分であったり、潜在的ニーズの高い領域はどこなのかというところであったり、そういった分析をかけることによって、データドリブンなクロスセリングの提案を展開していると。
それによって非常に営業効率が高まってきているというような事例もございます。
前回のクォーターでは広告領域であったりSNS領域でのジェネレーティブAIへの利活用であったり、データサイエンスの利活用についてご説明差し上げたかと思うんですけれども、会社の根幹となるような開発であったり営業領域においても粛々と生成AIの利活用であったり、元々我々が得意としているテクノロジー、ソフトウェアの利活用というところが進んでいるというところでございます。
こういったことを繰り返すことによって、ただ買収して事業領域が広がっていくだけではなくグループインしていただいた事業それぞれの生産性を高めて、我々の収益が高まるということもそうですし、生産性が高まったサービスをお客様に提供することでお客様にもお喜びいただき、更なる業績向上に繋げていきたいとそういうふうに考えております。

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なお、この第3四半期の決算説明会についても2024年11月21日からSBI証券様で開催させていただきますので、もしご興味をお持ちいただけましたらご覧いただければ幸いでございます。

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ここからが今第3四半期の決算概要になります。

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冒頭のサマリーの通りでございますけれども、売上収益は30億円強、前年同期比約1.9倍、営業利益は約10億円、約2.4倍というところで大幅に増加しています。

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こちらにあります通り、売上収益、営業利益しっかり伸びているところももちろんなんですけれども、売上がただ増えていってるだけではなく、営業効率の改善であったり、コストの統合や削減であったり、テクノロジーやAIやソフトウェアの利活用によって業務生産性をどんどん高めていってるということによって、営業利益率が年々高まっていってるというところも非常に良い結果かなというふうに考えております。

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こちら、2024年の数字は今期の予想ベースでございますけれども、上場した2021年は売上6.6億円、営業利益1.6億円だった会社が3年経って今期の予想ベースでは売上が46億円、営業利益が13.5億円EBITDAは約16億円というところで、それぞれ3年で7倍から10倍、約年々倍々ペースで成長してこれたと。
かつ売上が伸びるだけではなくしっかりと利益を伸ばしながら成長してくれたというところは非常に嬉しく考えております。

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今期に関しても、売上、営業利益ともに非常に順調に伸びてきております。
粗利率に関しても変わらず6割前後、営業利益率に関しては非常に高まっておりまして33%程度というところに第3四半期は着地しております。

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通期業績に対する進捗でございますけれども、売上面で66.4%、営業利益では75.3%という進捗でございます。
グループ各社のPMI過程において生産性を向上しているというところもそうですし、しっかりと高利益率案件にフォーカスしていくというところによって、営業利益は第3四半期終了時点でも想定を上回る水準で進捗していることを大変嬉しく考えております。

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ここまでが第3四半期の決算の数字に関するご説明でございまして、ここから資金調達およびM&A投資に関する振り返りをさせていただきます。

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我々上場企業、かつグロース市場に位置づけられる会社でございますので、しっかりとデット(銀行様からのお借り入れ)調達によって資本コストを最小化しながら、M&A実行によって収益・利益を非連続に伸ばしていくということが非常に重要だと考えております。
でございますので、株主様にとって一番重要な資本コストを下げながら、EPSをしっかり伸ばしていくということが重要であると。
それを実行するために、下段の図に示している通りまずはデット(銀行様からのお借り入れ)による資金によってM&A等を実行していく。
それによって収益や利益がしっかりと拡大し、企業価値が増加したところで、更なる投資を実現するための財務基盤を強化するために、エクイティ(新株を発行)による調達を行い、また新たな銀行様からのお借り入れをさせていただいて、新たな投資させていただいて、というサイクルをぐるぐると回してまいりました。

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具体的には、こちらにあります通り、上場時に時価総額は約37億円でございました。
2022年は金融機関様からお借り入れを18億円実行し、M&Aに20億円を投下。
我々の場合、買収金額とその会社が生み出す営業利益約5倍ぐらい、5年で回収できるという非常に厳しい財務規律を持ってM&Aを行っておりますので、20億円のM&A資金に対して増分EBITDAをしっかり4億円ほど獲得したと。
ここで企業価値がしっかり伸びてまいりましたので、2023年に入ってまずは一度目の公募調達として18億円を調達させていただき、これによって財務基盤がしっかりと強化されましたので、金融機関様から追加で77億円をお借り入れ、そのうち52億円をM&Aに投下し、また、ちょうど5倍ぐらいで増分EBITDAで11億円ぐらいを獲得してきたと。
ここでまた企業価値が高まったことによって、今年の5月に公募増資によって約24億円を調達させていただき、またここからしっかりとお借り入れさせていただいて、M&Aにしっかりと投資し増分EBITDAを得ていき、そして企業価値がしっかり伸びていくとそういったサイクルの途中にございます。
今がちょうど3フェーズ目と発行体としては認識しております。

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こういった背景の中で、今年(2024年)5月に24億円を調達させていただきました。
これによってバランスシート、財務基盤が非常に強くなりましたので、金融機関様から新たにお借り入れさせていただく余力も大変大きく生まれたと勘案しております。
故に当面のM&A投資としては、総額50億円からというところを想定しております。

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こういった方針の中で、譲渡日2024年11月5日にSpinFlow社、生成AIの活用コンサルティングやリスキリングを営む会社様。
取得価格としては約1.7億円、売上高は2.5億円、営業利益は6,000万円から8,000万円からと、純資産として約1億円、そういった会社様でございます。

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生成AIを起点としたコンサルティングやリスキリング研修これらを軸に、エフ・コードグループのお客様にこういったサービスをご提供することももちろんでございますし、我々はいろんな業種のお客様とも取引しておりますので、業種や職種に特化して広がり続ける生成AIをどのように利活用していくかと、そういった支援も展開してまいりたいと考えております。

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もう一つはBUZZ社でございます。
SNS関連のスキルアップスクールの運営。
こちらの譲渡予定日は今月末(2024年11月末日)になっています。
譲受主体は既にエフ・コードグループでSNSマーケティングの関連事業を営むSAKIYOMI社が取得させていただきます。
取得価格は約6.67億円、売上高は約16億円から、営業利益は約1.6億円からという形になっております。

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個人の方々向けに、フリーランス/副業市場は非常に大きくなってきてますので、伸びているSNS市場でフリーランスや副業やってみようかという個人の皆様が、こちらのスキルアップスクールに通っていただいてるというところでございます。

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元々当社グループのSAKIOMI社は法人様向けに、SNSのマーケティング支援、運用支援、まさにSNSに特化した生成AIツールのご提供というものをやってまいりました。
今後ここに、BUZZ社の個人向けにご提供されているスクール事業・コミュニティ事業が加わります。
SAKIYOMI社のもとには、今もあらゆる企業様がSNSを利活用を求め本当に多数の案件が寄せられているわけですけれども、その需要やご期待に全て応えるにはリソースが必要であると。
そこにおいて、BUZZ社のスクールで一定以上の成績を収めた卒業生様が、法人向け事業でご活躍いただくということによって、案件数や販売数の拡大に繋がりますし、また、そうした形で卒業した後にSAKIYOMI社から、またはエフ・コードグループ全体から様々な案件が舞い込んでくると。
スクール卒業後の様々なフリーランスとして、副業としてご活躍いただく機会が提供されるというところがBUZZ社の保有しているスクール事業・コミュニティ事業の魅力増加にも繋がるというところで、このシナジーによって法人様向けのサービス、個人様向けのスクール、それぞれに大きなシナジー、成長余地を見出していきたいというふうに考えております。
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こうした形で5月の資金調達後に2件のM&Aを発表させていただいたわけですけれども、これまで累計3年間で13件実行させていただきました。
まず2022年のフェーズ1と位置づけたM&Aの方針としては合計5件行ったんですけれども、我々はマーケティングデータを利活用したSaaS企業として上場させていただきましたので、まずは完全なる同業であったり極めて近接した領域のSaaSカンパニーの皆様にご加入いただいております。
これによってまずは我々の基幹事業たるマーケティングSaaS事業の顧客基盤であったり、テクノロジーを増強することによって足場をしっかり固めるというところに成功いたしました。
次にフェーズ2、2023年といたしましては、僕らのSaaSはいっぱいのお客様に使っていただけるようになった。
そうするとお客様としては当然その次のフェーズとして、実際のマーケティング支援であったり、開発支援であったりそういったものをお望みになっているというところがありましたので、我々から見れば顧客単価の向上であったり、サービスケイパビリティの拡張。
顧客企業様から見れば、一気通貫でお仕事をお任せできるような会社になるために、隣接領域のサービスを実行している会社様に経営陣チームごとグループにご参画いただくことによって、グループとしてのケイパビリティの拡張を行ってまいりました。
ここで合計6社です。
そして、今年の夏以降をフェーズ3と位置づけて、このフェーズ2のコンセプトを継続しながら、グループ経営としての企業価値最大化を企図して、SpinFlow社とBUZZ社にご加入いただいたと。
今後も50億円からというM&A予算を設定しておりますので、積極的な我々とシナジーのあるような企業価値向上に繋がるような、会社様のM&Aというのは企図していきたいというふうに考えております。

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こういった形で、全て黒字で収益化していて成長している会社様に入っていただいて、かつ入っていただいた後にしっかりと営業シナジーだったり開発シナジーを効かせていくということによって、年々売買ペースの売上利益の成長を実現してきた。

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また、公募増資を行っておりますので一部株式数というのは増えているんですけれども、上場時から毎年しっかりと1株当たりの利益(EPS)も継続的に増加している形になっております。
上場したときから比べても3倍以上のEPSになっているというところも非常に嬉しく考えております。

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これによって定量的にEPSも増え、売上も増え、利益も増えというところですけれども、クライアント様から見れば、冒頭の事業概要でご説明したようなデジタルに関しての「つくる」部分、「集客する」部分、「収益化する」部分、それらを一気通貫でご支援できるようなグループになってきたというところで、さらにお客様からのご期待が増えて、お仕事が増えて、それによって我々の売上が上がって収益が増えたというようなサイクルに入っていることも非常に大きいと考えています。

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また、ご参画いただいた後、1社1社が頑張るということももちろんですけれども、グループとグループ横断としてのシナジーを効かせていくということも非常に注力してやっております。
例えばですけれども、それぞれの会社で持っているプロダクトの開発速度を上げていく、運用保守体制の強化をしていくということもそうですし、クライアント様に提供できるサービスを拡充していく。
また営業マーケティングを各社で強化していく。
またはA社のお客様にB社の商品を、B社のお客様にC社の商品をこういったクロスセリングによる営業の促進というところにも注力しています。
後述いたしますが、各領域で先進的な急成長中のベンチャーのファウンダー様、創業者様、経営陣の皆様にそのままグループインしていただくというような形をとっています。
いわゆる事業承継的なM&Aではなく成長を意図したM&Aでございます。
そういったファウンダーの皆様は豊富な人脈をお持ちでございますので、そういったグループにご参画いただいたファウンダーの皆様を中心としたリファーラルによるM&Aの候補の増加が見られるというところも非常に大きいです。
これは採用も同様です。
グループ内でのリファーラルによって採用が非常に促進していくというようなところでございます。
こういったことによってグループの魅力を高めていくということに日々注力しています。
具体的に申しますと例えばサービス提供で言えば生成AIの利活用というところが、今回のSpinFlow社によってさらに加速していくところになりますし、営業マーケティングにおいてもグループ内の顧客の売上向上に向けた貢献というところは強化されてきています。
また採用においても、グループ会社も非常に増えてきましたので、例えばある候補者様と接点を持ったときにA社ではちょっとフィットしないんだけれどもB社ではどうかとか、C社の持っている人脈であったり、人間関係であったり様々なものがD社では非常にフィットするであったり、そういった事例が多数出てきていますので、グループ全体としての採用力であったり、1回採用させていただいた方々が末永くご活躍いただくご成長いただくための体制もしっかり整ってきたというふうに考えています。

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実際、クロスセルというのは非常にわかりやすいM&Aの成果の一つかなというふうに考えています。
A社のお客様にB社の商品を、B社のお客様にC社の商品をというような1社のお客様にどれだけ複数の社からサービスをご提供できたかというところですけれども、第1四半期から第3四半期の四半期ごとにしっかりと積み上がっています。
年間換算でも、月額継続売上がしっかりと積み上がっているというところは一つの成果かなというふうに考えております。

26:06(p.49-51)
具体的な事例も資料に記載しておりますので、お手すきの際にご照覧いただければ幸いでございます。

26:14(p.52)
また、いわゆる事業承継的な売却が終わってしまえばオーナーさんや経営陣は去ってしまうというような形ではなく、成長を志向し、収益も出てる成長もしている、さらにグループ参画後も成長を志向されるような会社様とばかりにご縁をいただいております。
故にその会社を引っ張ってきた創業者の方や経営陣の皆様もグループにご参画いただいております。
それぞれの領域では一騎当千の経営者様でございますので、エフ・コードグループとして各社を支援するということももちろんですけれども、各グループ会社の皆様や各グループ会社の経営陣の皆様から様々な人脈であったり、ナレッジであったり、事業・経営全般の相互学習を推進していくことによって、グループ全体としての企業価値の向上、また経営ナレッジの進化、そういったものが進んでいるというところでございます。

27:10(p.53)
今までもそうでしたし今後もそうですけれども、我々のグループが運営する事業とシナジーのある隣接領域を合理的なEBITDA倍率、平均すると大体5倍ぐらい、大体買収金額を5年ぐらいで回収できるような金額感でM&Aさせていただいています。
それによって、EPSおよび企業価値を非連続に伸長させていくというところが我々の方針になっています。
しっかり収益が出ている会社、売上が伸びている会社、かつ5年程度しっかりと回収が見込める会社、かつ我々の事業・サービスとシナジーのある会社、具体的には右側にあるようなマーケティング領域であったり、デジタルマーケティングやマーケティングSaaSの領域であったり、ITクリエイティブの領域こういった会社様に今後もご参画いただくべく、現在M&Aのソーシング活動を営んでいると。

28:06(p.54)
そしてこの3年間で多数のM&Aを行ってきましたので、社内にM&Aのナレッジが蓄積しているというところもそうですし、売却をご検討されているファウンダーの皆様であったり、また彼らを支援するようなM&Aアドバイザリーの皆様であったり、少しずつ我々の認知度も向上してきたかなというふうに考えております。
右側のグラフにもありますけれども、案件検討数、我々に持ち込んでいただけるような案件数というのも、クォーターtoクォーターで非常に伸びていってる最中でございますので、公募増資および銀行借り入れによってしっかりと軍資金も用意できた、様々な案件も持ち込んでいただけるようになった。
実際に2件ほど素敵なご縁に恵まれましたし、そしてまたM&A後もしっかりとグループシナジーを出して、各社様をご支援できるような体制も整ったというところで、今後もM&Aというのは我々の成長戦略の一部として、なるべく早く実行していきたいなというふうに考えております。

29:10(p.55)
最後に我々の置かれている市場環境と今後の展望についてご説明したいと思います。

29:17(p.56)
皆様もご存知の通りかと思いますけれども、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場は非常に大きく伸びています。
特に真ん中にありますけれども、新規事業の創出であったり、顧客接点のデジタル化であったり非常にクライアント様攻めのDX、自社の売上の伸長に繋がるようなデジタルの利活用というところを強く求めてらっしゃる。
一方で、右側の円グラフにあります通り、それを実行するにはもう全くもってデジタル関連の人材が足りないというところで弊社の活躍できる領域、お手伝いさせていただける領域が広がってきているなという状況と認識しております。

29:52(p.57)
でございますので、まずはそういったご期待に沿えるべくグループとしての新規の採用もそうですし、M&Aもそうですし、オーガニック、インオーガニック双方の手法の利活用によって、順調にIPO以降組織拡大に努めてきているというところでございます。

30:12(p.58)
量だけではなく、大手の広告会社出身であったり、多様なコーポレートアクションを支えるためのプライベートエクイティやコンサルティング会社、様々なエグゼクティブの皆様にもご加入いただいてるというようなところでございます。

30:26(p.59)
当然、人は増やさないといけないというところなんですけれども、労働集約的なビジネスになってしまっては、ここまでご報告してきたような粗利率・営利率というところは担保できませんので、創業以来SaaSカンパニーとしてデータとテクノロジーの利活用でクライアントを支援してきました。
多様なデータを保有してきていますし、複数のSaaSテクノロジーを保有・利活用しています。
またそこにM&Aによって加わっていただく各グループ会社様が保有するテクノロジーやデータが加わっているという最中でございます。
かつ、そこにAIの利活用によって生産性を高めていっていると。
これによって引き続きデータとテクノロジーを軸に、クライアント様をご支援することによって、高い利益率を堅持し続けたいというふうに考えております。

31:15(p.60)
今後の成長イメージとしてはまさにこのグラフでございますけれども、我々の事業は月額継続型の売上が中心でございます。
しっかりとお客様との取引単価またお客様の数がしっかりと増えていけば、座布団が積み重なるように売上が増えていくと。
そうなってくると、まず単価の部分に関しては上にありますようにクロスセリングの実施が非常に重要だと考えています。
一つのお客様に、困っていることは多数ありますので、複数のサービスでそれにお応えしていく、提供サービスを拡充していく、そういったことによって1社のお客様からいただける売上を増やしていくというのが一つでございます。
右側に伸びてるお客様の数を伸ばすというところに関しては、収益化、高い成長率を出しているというグループ会社が多いので各事業のオーガニック成長ということがまずは一番大事なんですけれども、更なるM&Aによって顧客基盤を獲得していくこともそうですし、グループ各社のマーケティング活動によってお客様の数を伸ばしていくと。
そうすると、お客様の数も伸びていく、1社1社のお客様との取引単価も増えていくということによって、現在の売上から非連続的に収益を伸ばしていくということが実現可能だと考えています。

32:37(p.61-63)
具体的にやっていることとしては、このようなセミナーに出たりですとか、展示会に出展させていただいたり、様々な成功事例を導入リリースとして出させていただいたり、そういった取り組みによって新たなお客様との出会いの機会を作っている。

32:51(p.60)
また、PMIのところでご説明したようなクロスセリングの動きと一社の取引単価を増やすためのクロスリングの動きというのを継続的に実行しております。
こうして、既にグループに入っていただいたグループ各社とは、顧客単価を伸ばすお客様の数を増やすというところで非連続に伸びていきたいと思っていますし、M&A関連予算というのをしっかり設定しており、実際に持ち込んでいただける案件数も増え、PMI体制も整えているところでございますので、M&Aの加速がさらにそこに乗っていくというところで、そうですね年々の倍々ペースでここまで伸びてこれたことは非常に嬉しく思っていますけれども、引き続き高い成長性と収益性を両立すべく今後も尽力していきたいというふうに考えておりますので、引き続きご注目いただけたら幸いでございます。

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本日は株式会社エフ・コードの2024年度第3四半期の決算のご説明でございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

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