![[ロゴ] 株式会社エフ・コード](/assets/img/layout/header_title.svg)
近年、Webサイトの存在はビジネスにおいて不可欠な要素となりました。しかし、Webサイトを訪れたユーザーが一定の時間を費やして回遊し、コンテンツ内容をよく汲み取り、ユーザー自身が持つ悩みや課題を解決できていなければ、サイトページの直帰や離脱につながってしまいます。
Webサイトの回遊率を上げることは、ユーザーとのエンゲージメントを高め、ブランド認知を向上させる重要なステップと言えるでしょう。
とはいえ、Webサイトの回遊率を向上させることは容易なことではありません。ユーザーの興味を引きつけ、サイトを運用する目的を達成するためには、綿密な計画とサイトを回遊してもらうための工夫が必要です。
この記事では、Webサイトの回遊率を上げるための7つの効果的な方法に焦点を当てて解説していきます。
Webサイトの回遊率を上げる方法7つ
Webサイトの回遊率とは、訪問者がサイト内でどれだけ多くのページを見ているかを示す指標です。
回遊率が高いということは、訪問者がサイトに興味を持ち、長く滞在しているということです。自社サービスやプロダクトの認知度や信頼性を高めるだけでなく、サイトを運用する目的である、顧客の獲得やお問い合わせ数などのコンバージョン数に大きな影響を与えます。
ここでは、回遊率を上げるための7つの方法をご紹介します。
1.訪問ユーザーのターゲットを絞り込む
Webサイトの回遊率を上げるためには、まずターゲットを明確にする必要があります。ターゲットとは、自社サイトに訪れて欲しい人や、あなたの商品やサービスに興味がある人のことです。
ターゲットを絞り込むことで、サイトに訪れた人が自分にとって価値のある情報や解決策を見つけやすくなります。
加えて、ターゲットが絞り込まれたコンテンツであればあるほど、そのターゲットが抱える悩みや課題に寄り添った言葉が使えたり、よりユーザーの課題解決に寄り添った構成内容にすることができるでしょう。
サイト運用の目的に合わせて、自社サイトがどんなペルソナ（特徴）のユーザーに訪れて欲しいのかを考えてサイト改善を行いましょう。
2.サイト内のコンテンツをニーズに合わせる
ターゲットを絞り込んだら、次にサイト内のコンテンツをターゲットのニーズに合わせることが重要です。
ニーズとはターゲットが抱える課題や問題、欲求や目的などです。ニーズに合わせたコンテンツを提供できなければ、Webサイトの回遊率が下がるのはもちろん、Webサイトに入ってすぐ直帰されてしまうことで、SEOにも悪影響を及ぼしてしまいます。
自社サイトへの流入キーワードのリサーチや競合サイトの分析などを通して、自社が求めるユーザーに流入してもらうためにどんなコンテンツが用意されていれば良いかを考えましょう。
3.サイト内の階層構造を見直す
コンテンツをニーズに合わせたら、次にサイト内の階層構造を見直すことが必要です。階層構造とは、サイト内のページがどのように分類されているか、どのようにリンクされているかを示す構造です。
階層構造を見直すことで、訪問者がサイト内で迷わずに目的のページにたどり着けるようになります。階層構造を見直す方法としては、カテゴリー分けやパンくずリストなどがあります。
またサイト内の階層構造を見直す際には、ニーズに合わせたコンテンツの配置はもちろん、まだユーザーが気づいていない「潜在的なニーズを掘り下げたコンテンツ」を用意することをおすすめします。
そうすることで、より自社のサービスやプロダクトがユーザーが持つ課題や悩みの本質を解決してくれるものであると気づかせることができるでしょう。
4.ユーザーがストレスに感じるポイントを除外する
階層構造を見直したら、次にユーザーがストレスに感じるポイントを除外しましょう。
たとえ価値のある情報の発信とユーザーの悩みを解決できるサービスやプロダクトを持っていたとしても、それらの情報に辿り着くまでに時間と労力がかかっていてはユーザーは離脱してしまいます。
ストレスに感じるポイントとは、サイト内でユーザーが不快や不便に感じる要素のことです。例えば、以下のようなポイントを軸にWebサイトを見直すことをおすすめします。
- 読みづらい文字や色
- 重い画像や動画
- 長すぎる文章や不要な段落
- しつこい広告やポップアップCTA
特に、広告やポップアップCTAなどは、能動的にサイト回遊を行うユーザーにとって大きなストレスになりかねません。広告やポップアップはユーザー自身の悩みにパーソナライズされたものでなければ成果にも繋がらないケースが多いでしょう。
ストレスに感じるポイントを除外することで、ユーザーがサイト内で快適に過ごせるようになります。
ポップアップCTAの上手・効果的な使い方は下記の記事からご確認ください。
5.ページデザインを見直す
ストレスに感じるポイントを除外したら、次にページデザインを見直すことが必要です。
WEBデザインの世界では「3秒ルール」という法則があります。Webサイトの3秒ルールとは、訪問者が最初に見るページ（ランディングページ）で、3秒以内にサイトの内容や価値を伝える必要があるというルールです。
3秒以内に訪問者の興味や関心を引かなければ、そのまま離脱してしまう可能性が高いからです。3秒ルールを守るためには、以下のような工夫が必要です。
- タイトルや見出しでサイトのテーマやメリットを明確にする
- 画像や動画などで視覚的に訴求する
- ロード時間を短くする
- レスポンシブデザインでスマホやタブレットでも見やすくする
ページデザインを見直すことで、ユーザーがサイト内で興味や関心を持ちやすくなります。ページデザインを見直す方法としては、ヒートマップやA/Bテストなどがあります。
ページデザインはUXを最適化する観点からUI/デザインに落とし込んでいくことで、自社サイトやサービスサイトの成果を上げることにつながります。
下記の記事ではUX改善をUI/デザインの観点から改善を行った会社事例を5つご紹介しておりますので、デザインの改善をお考えの方はぜひご参照ください。
6.CTAの量デザインを強化する
ページデザインを見直したら、次にCTAの量デザインを強化することが重要です。
CTAとは、Call To Actionの略で、ユーザーに何かしらの行動を促すボタンやリンクのことです。
Webサイト上でよくあるCTAには「購入する」「問い合わせる」「登録する」「ダウンロードする」などが挙げられます。
CTAのデザインを強化することで、ユーザーがサイト内で目的の行動に移りやすくなります。CTAのデザインを強化する方法としては、配置や色、サイズや文言などを工夫することがあります。
7.提供する情報をパーソナライズする
CTAの量デザインを強化したら、最後に提供する情報をパーソナライズすることが必要です。パーソナライズとは、ユーザーの属性や行動履歴などに応じて、サイト内で表示する情報やコンテンツを変えることです。
例えば、地域や年齢、性別や趣味などに合わせて、おすすめの商品やサービス、関連記事やキャンペーンなどを表示することがあります。
パーソナライズすることで、ユーザーがサイト内で自分にぴったりの情報やコンテンツに出会えるようになるでしょう。
▼下記の資料では、Webサイトの回遊率に直結する、UX/UI改善のプロセスや実施ポイントをわかりやすく解説しています。
・UX/UIを改善するプロセス
・UX改善を成功させるポイント
・UX/UI改善の成功事例
デジタルマーケティングにおける顧客対応がますます重要性を増している今、UX/UI改善の改善が必要不可欠です。もし「UX改善の具体的なプロセスが分からない」や「考え方や改善のポイントを詳しく知りたい」とお考えの方は、ぜひ下記の資料をダウンロードして、自社サイトの改善チェックシートとしてお役立てください。
回遊率が下がってしまう要因原因とは？
回遊率が低いということは、訪問者がサイトに満足できなかったということです。では、どんな要因や原因が回遊率を下げてしまうのでしょうか？
下記に代表的な3つの原因をご紹介します。
情報がわかりにくい
訪問者がサイトに求める情報は何でしょうか？それは、自分の問題や課題を解決するための情報です。しかし、多くのWebサイトでは、情報がわかりにくくなってしまっています。例えば、
- 文字量が多すぎて読む気が失せる
- 文章が難解で理解できない
- 構成やレイアウトが乱雑で追いかけられない
- 見出しや段落がなくて区切りがつかない
などです。これらの場合、訪問者は情報を得るために労力を使わなければなりません。その結果、疲れてしまったり、イライラしてしまったりして、他のページを見る気力が残らなくなってしまいます。情報をわかりやすくするためには、以下のような工夫が必要です。
- 文字量を減らして要点を絞る
- 文章を簡潔で平易にする
- 構成やレイアウトを整理して見やすくする
- 見出しや段落をつけて区切りをつける
ニーズにあった情報が提供できていない
訪問者は自分のニーズにあった情報を求めてサイトにやってきます。
しかし、多くのWebサイトでは、ニーズにあった情報が提供できていないことがあります。Webサイトを閲覧していて、下記のようなストレスはないかを考えてみましょう。
- サイトの目的や対象が不明確で誰に向けているのかわからない
- サイトの内容や価値が曖昧で何が得られるのかわからない
- サイトの差別化や独自性がなくて他と何が違うのかわからない
- サイトの信頼性や安全性が低くて信用できない
これらの場合、訪問者はサイトに期待していた情報と違うと感じてしまいます。
その結果、解決したい悩みや課題が解決できないことで、ほかのサイトへの流入を促すことになってしまい回遊率の低下はもちろん、サイト運営元への信頼を失うことにつながります。
ニーズにあった情報を提供するためには、以下のような工夫が必要です。
- サイトの目的や対象を明確にする
- サイトの内容や価値を具体的にする
- サイトの差別化や独自性を強調する
- サイトの信頼性や安全性を高める
回遊率はWebサイトの効果を測る重要な指標です。
回遊率を高めるためには、訪問者にとって魅力的で価値ある情報を提供することが必要です。ぜひ、参考にしてみてください。
▼下記の資料では、Webサイトの離脱率の主な原因とユーザーに満足してもらうためのサイト構造についてをわかりやすく解説しています。
・離脱率の改善方法
・UX/UIの観点から見るサイト回遊を高める方法
・Webサイトの回遊率を高めるためのおすすめツール
「Webサイトの回遊率を上げたい」や「Webサイトの離脱率を改善したい」とお考えの方は、ぜひ下記の資料をダウンロードして、自社サイトの改善にお役立てください。
回遊率を上げるにはWebサイトのKPIを正しく設定すべき
回遊率を上げるには、WebサイトのKPI（重要業績評価指標）を正しく設定することが必要です。KPIとは、Webサイトの目標や成果を数値化したものです。KPIを設定することで、Webサイトの現状や改善点を明確にすることができます。
WebサイトのKPIには様々なものがありますが、回遊率を上げるために重要なものは以下の3つです。
- ページビュー数：一人のユーザーが閲覧したページ数
- 滞在時間：一人のユーザーがWebサイトに滞在した時間
- 離脱率：一つのページだけを見て離脱したユーザーの割合
これらのKPIを設定することで、ユーザーがどれだけWebサイトに関心を持ち、どれだけ深く掘り下げて情報を得ているかを把握することができます。また、これらのKPIを改善することで、回遊率を高めることができるでしょう。
「そもそも今の回遊率が正しいかどうかわからない…」とお悩みの方は以下の記事で回遊率の平均や計算方法をご確認いただき、自社の正しいKPIの設定にお役立てください。
▼下記の資料では、回遊率の高いWebサイトを作成するためのシナリオ設定のやり方を、わかりやすく解説しています。
・Web接客におけるシナリオとは？
・Web接客でシナリオ設計する理由や効果
・Web接客のシナリオ設計手順
デジタルマーケティングにおける顧客対応がますます重要性を増している今、Web接客を導入しようとお考えの方は、ぜひ下記の資料をダウンロードしていただき、回遊率の高いWebサイト設計にお役立てください。
WebサイトのKPI別の改善施策は「すぐに改善ができるツール」おすすめ
Webサイトの成長は、自社が定めたKPIを達成し、達成していない理由を仮説立て検証を進めていくことが最短距離だと言えるでしょう。
しかし、どうしても社内のリソース不足や複雑なサイト構造では、KPIの改善施策の実行がスピーディーに行えないケースも多いのではないでしょうか。
CODE Marketing Cloudでは、WEB接客のあらゆる機能をノーコードで実装できるため、
迅速な施策の展開やクリエイティブ制作の簡素化がすぐに実現できます。
また、視覚的で様々な業界に合わせたWEB接客テンプレートが用意されていることから、技術的な専門知識がなくても、緻密な施策の実行が可能です。
そして経験豊富なカスタマーサポートチームが自社サイトの成長を伴走型で支援できるため、最短距離でサイトを成長させることが可能です。
CODE Marketing Cloudは、ユーザー一人ひとりに合わせた最適な接客を実現することで、回遊率向上、CVR向上、ROI向上などの効果をもたらします。
当ツールによるUX改善でCVRやROI向上を図り、ビジネスの成果をさらに高めたい場合は「CODE Marketing Cloud」をぜひご利用ください。
