LINEショップカードの活用術!特徴や使い方、メリット・デメリットなどを解説

LINEショップカードは、LINE公式アカウント内で来店や商品購入の特典としてポイントを付与し、管理できる非常に便利な機能です。

ユーザーにとっては、スマートフォン一つでポイントを貯めて特典を受け取れる利便性があり、店舗にとっては再来店を強力に促す効果が期待できます。

国内の月間利用者数が9,900万人(2025年6月末時点)という圧倒的なユーザーベースを背景に、従来の紙のポイントカードに代わるデジタル施策として多くの企業に導入されています。

今回は、LINEショップカードの基本的な特徴から具体的な使い方、そして運用のメリット・デメリットまでを詳しく解説します。

目次

LINEショップカードとは?特徴や使い方の基本

スマートフォンに表示されたBrown cafeのデジタルショップカード。スタンプが5個貯まっており、コーヒー1杯無料や500円OFFなどの特典内容が確認できる画面。

画像引用:【公式】ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説|LINEヤフー for Business

LINEショップカードは、紙のポイントカードをそのままLINEアプリの中にデジタル化したような機能です。

従来のように財布の中でカードがかさばったり、来店時にカードを忘れてしまったりというトラブルを防げるため、ユーザーの利用ハードルを大幅に下げることができます。

ポイントの付与は、店舗に設置した専用のQRコードをユーザーがスマートフォンで読み取るだけで完了します。

この手軽さが、顧客満足度の向上とリピート率の改善に直結します。

ポイントの貯め方はQRコードの読み取りが基本

LINE公式アカウントのショップカード用販促物のデザインアップデート前後を比較した表。横型・縦型のポスターテンプレートとQRコードのデザインが、旧デザインと新デザインで並べて表示されている。

画像引用:【公式】ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説|LINEヤフー for Business

ポイントの付与は、LINE公式アカウントの管理画面から発行される専用のQRコードを使用します。このQRコードは印刷してレジ前に掲示するだけでなく、飲食店の各座席やチラシなどに掲載することも可能です。

店舗スタッフが一人ひとりにスタンプを押す手間が省けるため、混雑時のオペレーションを妨げることなくスムーズに運用できるのが大きな利点です。

また、不正防止機能として、1日の付与回数制限や、一定時間内の再取得を禁止する設定も備わっています。

カードの削除や変更に関するルール

物理カードの廃棄、スマホでのセキュアな情報管理、および期限やスケジュールの自動管理という3つの側面から、カードのデジタル化によるメリットを説明するイラスト。

一度ユーザーが取得したショップカードは、システム上削除することができない仕組みになっています。

ただし、ユーザーの画面上で非表示にすることは可能なため、不要になったカードが画面を占領し続ける心配はありません。

また、運用面において重要な点として、カードの有効期限は一度公開してしまうと後から変更できない仕様になっています。その他の特典内容やデザインなどは公開後も修正が可能ですが、有効期限の設定だけはあらかじめ慎重に計画を立ててから公開するようにしましょう。

発行枚数に制限がなくステップアップが可能

デジタルスタンプカードのポイントが貯まるごとに、ギフトや宝箱といったより豪華な特典へステップアップしていく仕組みを説明するイラスト。ユーザーがスマホで楽しく報酬を目指す様子を表現している。

LINEショップカードは、1枚目のポイントがすべて貯まると自動的に2枚目のカードへ切り替わるように設定できます。発行枚数に制限がないため、継続して通ってくれる顧客に対して常に新しい目標を提供し続けることが可能です。

たとえば、2枚目以降は特典を少し豪華にしたり、達成難易度を調整したりすることで、ユーザーのモチベーションを維持する工夫ができます。

このように継続的な楽しみを提供することで、店舗の熱心なファンを育成することに繋がります。

LINEショップカードが備える便利な主要機能

LINEショップカードには、単なるポイント付与に留まらない多彩な管理機能が搭載されています。これらを活用することで、誰がいつ、どのくらい来店しているのかを把握し、データに基づいた店舗運営が可能になります。

標準機能だけでも非常に強力ですが、さらに詳細な分析や顧客ごとの個別対応が必要な場合は、外部システムとの連携も視野に入ってきます。ここでは、日常的な運用を支える主要な機能について詳しく見ていきましょう。

ポイントの付与および履歴の確認

タブレットを活用して、来店日時やポイント種別、顧客IDなどのデータを分析し、優良顧客の特定や効果的なマーケティング施策を立案するイメージ。

管理画面では、いつ、誰に、どのようなポイントが付与されたのかを詳細な履歴として確認できます。具体的には、日付、時刻、ポイントタイプ、付与数、そしてお客様IDが記録されます。これらのデータを確認することで、来店頻度の高い優良顧客を特定したり、特定の時間帯に客足が集中している傾向を掴んだりすることができます。顧客一人ひとりの行動履歴を可視化することは、次の一手を考えるための重要な材料となります。

特典チケットとランクアップの設定

スタンプの蓄積からクーポン獲得、さらに上位の特典(宝箱)へと段階的に報酬が豪華になる仕組みを説明する図解。顧客の継続利用意欲を高める施策を表現している。

ユーザーがポイントを達成した際に提供する特典は、店舗のサービスに合わせて自由にカスタマイズ可能です。一般的には500円OFFクーポンや、無料プレゼントなどが選ばれますが、ユーザーが本当に喜ぶ内容を吟味することが重要です。

また、ランクアップカード機能を活用すれば、常連客に対して段階的にステータスを上げるような体験を提供できます。カードが変わるごとに特典の価値を高めていくことで、ユーザーの離脱を防ぎ、長期的な関係性を築くことができます。

リッチメニューにおける告知とQRコード表示

LINE公式アカウントのリッチメニュー例。来店特典、300円OFFクーポン、ショップカード、店舗情報、予約機能の各ボタンがタイル状に配置されている。

画像引用:【公式】ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説|LINEヤフー for Business

リッチメニューは、トーク画面の下部に表示される固定メニューのことで、ここにショップカードへの導線を設置するのが最も効果的です。

常にユーザーの目に入る場所にカードを配置することで、現在のポイント数を確認しやすくなり、再来店のきっかけを作ります。

また、ポイント付与用のQRコードは、A5サイズで縦型・横型など複数の形式でダウンロード可能です。ラミネート加工などで読み取りにくくならないよう注意しながら、店内の最適な場所に掲示しましょう。

利用状況の分析と改善アクション

タブレットでのデータ分析を起点に、マーケティング施策の最適化(グラフの調整)を行い、最終的にターゲット顧客へ最適な特典を還元するプロセスを描いたイラスト。

分析画面では、発行済みのカード枚数、付与ポイントの合計、使用された特典チケットの割合などを確認できます。

たとえば、有効期限切れのカードが多い場合は、ポイントを貯める難易度が高すぎると推測できます。また、特典チケットの使用率が低い場合は、特典内容がユーザーにとって魅力的でない可能性があります。これらの数値をもとに、ポイント付与の条件を緩めたり、特典を魅力的なものに変更したりといった改善を繰り返すことで、施策の精度を高めていくことができます。

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LINEショップカード導入のメリットとデメリット

LINEショップカードの導入は、店舗のデジタル化を推進する上で多くのメリットをもたらしますが、同時にデジタルツールならではの注意点も存在します。これらをバランスよく理解し、自社の運用に落とし込むことが、安定した成果を出すための鍵となります。特に、友だち登録を起点とした中長期的なコミュニケーション設計という視点を持つことが重要です。導入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、事前に特徴を整理しておきましょう。

LINEショップカード導入による3つのメリット

デジタル化されたショップカードは、従来の紙媒体では実現できなかった多くの付加価値を店舗にもたらします。ユーザーの利便性を高めるだけでなく、店舗運営の効率化や売上向上に直結する仕組みが整っています。ここでは、導入によって得られる具体的な3つのメリットについて詳しく解説します。

メリット1:再来店を促す

店員がスマートフォンでポイントを提示し、顧客が特典を受け取る様子を描いたイラスト。リピート利用を促す「ポイント還元の循環(サイクル)」という概念を表現している。

最大のメリットは、自然な流れでリピーターを獲得し、LTV(顧客生涯価値)を向上させられる点です。特典という明確なインセンティブがあるため、ユーザーにとって次回の来店動機を心理的に作りやすくなります。紙のカードとは異なり、手元のスマートフォンでいつでもポイントを確認できるため、再来店のきっかけを逃しません。期限切れの間近に通知を送るなどの工夫により、さらに効果的に再訪を促すことが可能です。

メリット2:運用コスト削減

アナログな紙のスタンプカードや手動のスタンプ押印を廃止し、スマートフォンでのデジタルショップカードへ移行することで効率化とデータ活用を実現するイメージ図。

次に、運用コストの削減が挙げられます。紙のカードの印刷代や、スタンプを押すスタッフの工数を削減できるため、店舗運営の効率化に直結します。デジタル管理であれば紛失のリスクもなく、データとして利用状況を正確に把握できるため、無駄のないマーケティング施策が可能になります。コストを抑えながら精度の高い施策を打てる点は、デジタル移行の大きな魅力と言えるでしょう。

メリット3:友だち登録者の増加

LINE公式アカウントの友達登録が増えていく概念図

そして3つ目が、友だち登録者の増加です。ショップカードを利用するためには公式アカウントの友だち追加が必須となるため、無理な勧誘なしに集客の土台を築くことが可能です。登録後のメッセージ配信を通じて、新商品やキャンペーンの情報を直接届けることで、さらに深い関係性を構築できます。一度接点を持ったユーザーを確実に囲い込み、将来的な顧客育成に繋げられる点は非常に強力です。

LINEショップカード導入前に知っておくべき3つのデメリット

LINEは幅広い年代で利用される国民的なライフラインツールですが、ショップカードを導入する上では、いくつかの制約も考慮しなければなりません。これらの課題をあらかじめ把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな運用体制を整えることができます。デジタル施策の特性を理解し、適切に対処することが運用の成功に繋がります。

デメリット1:スマートフォンが必須

デジタルショップカード導入の課題である「スマートフォン必須」の障壁を表現したイラスト。フィーチャーフォン(ガラケー)を持つ高齢者が困惑している様子と、スマートフォンを操作する若者を対比させ、デジタル弱者への配慮が必要であることを示している。

スマートフォンを持っていないユーザーや、デジタル機器の操作に不慣れな層には利用が難しい可能性があります。店頭での案内時に、操作方法を丁寧にサポートする体制を整えておくことが、顧客満足度の低下を防ぐために不可欠です。ターゲット層の属性によっては、デジタル化を急ぎすぎず、従来の紙のカードと併用するなどの柔軟な対応が求められる場面もあります。

デメリット2:ブロックされると効果がない

メッセージ配信がユーザーにブロックされ、店舗側からの情報が届かなくなった状態を表現したイラスト。ブロックによって、右側に描かれたショップカード機能の利用や特典へのアクセスも遮断されるリスクを示している。

次に、ブロックされてしまうと効果がなくなる点です。過度なメッセージ配信や、ユーザーにとって価値の低い情報の連投は、ブロック率を高める原因となるため注意が必要です。ショップカードを起点としたエンゲージメントを維持するためには、適切な配信頻度とパーソナライズされた情報の提供が重要になります。せっかく貯めたポイントも、ブロックされてしまえば再来店の動機としては機能しなくなるため、運用の質が問われます。

デメリット3:LINEショップカードの作り方を学ぶ必要がある

複雑な初期設定や運用ルールの学習に追われる担当者の負担と、専門的なサポートや外部ツールの導入によって円滑な運用が実現する様子を対比させたイラスト。

最後に、店舗側が初期設定や運用ルールを正しく理解し、学習する必要がある点です。有効期限のように一度設定すると後から変更できない項目があるため、事前の緻密な戦略設計が運用の成否を分けます。しかし、多忙な日々の業務と並行して最適な導線やシナリオを設計することは、担当者にとって大きな負担となりがちです。こうした設計の複雑さや運用上のハードルを解消し、真に成果の出る活用を実現するためには、プロの知見を取り入れた外部ツールの導入やサポートが解決の鍵となります。

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データの利活用と外部システム連携による拡張性

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