【LINEリッチメニューの活用ガイド】機能から作り方、成果を出すコツまで徹底解説

LINE公式アカウントを運用する上で、リッチメニューはアカウントの顔とも言える極めて重要な要素です。

トーク画面の下部に固定で表示されるこのメニューは、ユーザーがアカウントを開くたびに必ず目に触れるため、視認性が非常に高く、コンバージョンへの強力な動線となります。

適切な設計を行うことで、外部サイトへの誘導やクーポン配布、予約受付などをスムーズに行えるようになり、ユーザー体験を劇的に向上させることが可能です。

本記事では、リッチメニューの基本機能から、成果を最大化するための作成ステップ、さらには高度な活用方法までを詳しく解説します。

目次

LINEリッチメニューの基本機能とメリット

リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部(キーボードエリア)にタイル状のボタンを設置できる機能です。ユーザーはこのメニューを通じて、自社サイトやキャンペーンページ、ショップカードなどにワンタップでアクセスできるようになります。

国内の月間利用者数が9,900万人(2025年6月末時点)を超えたLINEにおいて、リッチメニューを使いこなすことは、ビジネスの成果に直結する重要な戦略と言えるでしょう。

従来のテキストメッセージのみの運用と比較して、常に画面に表示され続ける固定性が最大の強みです。

LINEリッチメニューとLINEリッチメッセージの違い

LINEのリッチメッセージとリッチメニューのUI配置図。

リッチメニューと混同されやすい機能にリッチメッセージがありますが、その役割と表示形式には明確な違いがあります。リッチメッセージは、プッシュ通知とともにトークルームに配信される単発の画像メッセージであり、最新のキャンペーン告知などに適しています。

一方、リッチメニューはトーク画面下部に常駐し、ユーザーがいつでも必要な機能にアクセスできる「メニュー表」としての役割を担います。即効性のリッチメッセージと、利便性・定着性のリッチメニューを組み合わせることが運用のコツです。

LINEリッチメニューの3つの主な機能

リッチメニューで設定できるアクションは多岐にわたりますが、主に3つの機能が中心となります。

1つ目は外部サイトや特定のページへ誘導するリンク機能、2つ目はクーポンやショップカードを即座に表示させる機能、そして3つ目はあらかじめ設定したキーワードをユーザーに自動送信させるテキスト送信機能です。

これらをメニューの各項目に割り当てることで、ユーザーを迷わせることなく目的のコンバージョンへと導くことができます。

圧倒的な視認性と高いクリック率

リッチメニューの最大のメリットは、その高い視認性にあります。メッセージ配信と異なり、トーク画面を開くたびに常に下部に表示されているため、ユーザーの目に留まる機会が圧倒的に多くなります。

視覚的なバナー形式で情報を提示できるため、テキストのみの案内よりも直感的に内容を理解させやすく、結果としてクリック率の大幅な向上が期待できます。

また、必要な情報へのショートカットを設置することで、ユーザーが情報を探す手間を省き、利便性を高めることにも繋がります。

ショップカードやクーポンへのスムーズな誘導

リッチメニュー内にクーポンやショップカードのボタンを設置することで、実店舗への来店促進やリピート率の向上を図ることが可能です。

たとえば、メニューの一角にクーポンへの遷移ボタンを配置し、限定感を演出することで、ユーザーの興味を強く惹きつけ、タップを促すことができます。

ショップカード機能を連携させれば、来店ごとにポイントを付与する仕組みをリッチメニューから直接確認できるようになり、次回来店の動機付けを強化できます。

これらの機能を組み合わせることで、LINE内での顧客体験が完結し、LTV(顧客生涯価値)の向上に寄与します。

出典:LINE キャンパス

LINEリッチメニューの作り方と作成のコツ

リッチメニューの作成には、単に画像を設置するだけでなく、目的から逆算した緻密な設計が求められます。誰に、どのようなアクションをとってほしいのかを明確にすることで、効果的なメニュー構成が見えてきます。

標準機能でも基本的なメニュー作成は可能ですが、より高度な成果を求める場合は、デザインやアクションの選択にこだわることが重要です。ここでは、失敗しないための作成ステップと、運用のポイントを紹介します。

目的から逆算した構成とアクションの設計

リッチメニュー作成の第一歩は、構成を考えることです。まず解決したい課題を整理し、ユーザーに最も優先してとってほしいアクションを配置します。

設定できるアクションには、外部サイトへのリンク、クーポン、ショップカード、特定のキーワードを送信させるテキストなどがあります。

サイズが大きいテンプレートほど注目を集めやすいため、最重要項目を大きく配置するなど、タップ数を最大化するための最適なレイアウトを検討しましょう。

視覚に訴えかける画像制作のポイント

効果的なリッチメニューには、高品質な画像制作が欠かせません。画像は必須ではありませんが、視覚的な訴求力を高めるためには、アイコンや文字を組み合わせた直感的なデザインを作成することが推奨されます。

LINE公式アカウントのリッチメニュー作成画面におけるテンプレート選択ダイアログ。大・小2種類のサイズと、それぞれの分割パターン(ボタン配置)を選択する手順を示す。
管理画面上で選択できるリッチメニューテンプレート

画像サイズには大(2,500px × 1,686px~800px ✕ 540p)と、小(2,500px ✕ 843px~800px ✕ 270px)があります。特別な理由がない限りは解像度の高いサイズで作成することをおすすめします。

解像度を高く設定することで、メニュー画像がぼやけることなくユーザーに表示され、第一印象や信頼性を向上することができます。

デザイン制作が難しい場合は、LINE公式アカウント内の作成機能を利用するか、専門のクリエイティブ支援を受けることも一つの手です。

解像度高【オススメ】解像度中解像度低
サイズ「大」2,500px ✕ 1,686px1,200px ✕ 810px800px ✕ 540p
サイズ「小」2,500px ✕ 843px1,200px ✕ 405px800px ✕ 270px
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リッチメニューは、ただ項目を並べるだけでなく、ユーザーの行動心理に基づいた「設計」を行うことで、その真価を発揮します。標準的な運用から一歩踏み出し、クリック率や成約率を劇的に変えるためのノウハウを身につけることが、競合との差別化に繋がります。

そこで、基本の設定手順から、成果を最大化させるための応用的なレイアウト術、最新の活用トレンドまでを凝縮した実践ガイドをご用意しました。日々の運用を効率化し、継続的に成果を生み出し続けるための具体的な指針として、本資料をぜひご活用ください。

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成果を飛躍させる高度なリッチメニュー活用術

標準的なリッチメニューの運用に慣れてきたら、さらなる成果を目指して応用的な機能を活用しましょう。通常のLINE公式アカウント単体では、すべてのユーザーに同じメニューを表示することしかできませんが、外部ツールを活用することで柔軟な運用が可能になります。ユーザー一人ひとりの状況に合わせたパーソナライズ接客を行うことが、マーケティング成果を最大化する鍵となります。ここでは、標準機能の限界を突破する高度な活用例を紹介します。

ユーザーごとに最適な情報を届ける出し分け機能

hachidoriのような外部ツールを導入することで、ユーザーの属性や行動履歴に合わせてメニューを動的に切り替えることが可能になります。たとえば、新規顧客には初回限定クーポンを表示し、既存会員にはマイページやお気に入りプランへの導線を表示するといった出し分けが実現できます。ユーザーの見込み確度(スコア)に応じて、検討度が高い人には有人チャットへの導線を出すといった個別の最適化も可能です。これにより、ユーザーは常に自分にとって価値のある情報だけを受け取ることができ、エンゲージメントが高まります。

タブ切り替えによる圧倒的な情報量の提供

墨田区公式LINEのリッチメニュー活用事例。基本メニュー、くらしの安全・安心、すみだのことの3つのタブを切り替え、多岐にわたる行政サービスへ直感的に案内するUI設計。
墨田区の公式アカウントリッチメニューは、多くの情報をタブで区切っている

限られた画面スペースを有効活用するために、タブ形式でメニューを切り替えられるように設計することも非常に効果的です。複数のカテゴリーがある場合でも、タブをタップすることで表示される内容を変更できるため、ユーザーに複雑さを感じさせることなく多くの情報を提供できます。

実際に、タブ切り替えを活用してデザイン性と利便性を両立させたコンテンツ設計により、利用者満足度を向上させている事例も増えています。整理されたナビゲーションは、ユーザーを迷わせることなく目的のアクションへと導きます。

LINEリッチメニューの活用事例と成功の秘訣

他社の成功事例を参考にすることで、自社のアカウントに最適なリッチメニューの形が見えてきます。自治体から大手企業まで、リッチメニューの工夫次第で驚くべき成果を上げている事例が数多く存在します。単なるリンク集ではなく、ユーザーが必要な時に必要な情報へ辿り着けるインフラとして機能させることが共通の成功要因です。ここでは、独自の工夫で高い効果を生み出している3つの事例を紹介します。

福岡市:高いコンテンツ視聴率と市民満足度の向上

自治体の事例として注目される福岡市では、地域の生活情報や防災案内などをリッチメニューを通じて発信しています。

福岡市LINE公式アカウントのメニュー構成図。下部のメインメニューから「生活情報」や「損傷報告」を選択した際の画面遷移と、各カテゴリーの詳細メニューの内容を示している。

各メニューをタップすると、各項目専用のリッチメニューに切り替わり、情報が整理されていて迷いにくいデザインになっています。必要な情報が即座に手に入る仕組みを構築したことで、市民の利便性が高まり、満足度の向上に大きく寄与しています。

従来のWebサイトやメールでの通知に比べ、LINEのリッチメニューを活用することで、市民が情報に触れる機会が大幅に増加しました。情報のアクセシビリティを高めるというリッチメニュー本来の役割を体現した事例と言えます。

湘南美容クリニック:タブ切り替えによる利便性の追求

湘南美容クリニックでは、前述のタブ切り替え機能を巧みに駆使することで、膨大な情報量をスマートに整理しています。

湘南美容クリニックのLINE公式アカウントにおける、キャンペーン案内(リッチメッセージ)と、タブ切り替えが可能なリッチメニューの表示例。

ユーザーは自分の興味があるカテゴリーのタブをタップするだけで、必要な情報や予約導線に素早く辿り着くことが可能です。このように、デザイン性と利便性を高いレベルで両立させたコンテンツ設計を行うことで、ユーザーにストレスを感じさせないスムーズな顧客体験を実現しています。

リッチメニューでユーザーのパーソナライズ化を!

LINEリッチメニューは、ユーザーとの最初の接点となる非常に重要なインターフェースです。まずは標準機能を使いこなし、基本となる導線をしっかりと構築することから始めましょう。ユーザー一人ひとりに最適化されたパーソナライズ体験を提供することが、これからのLINE運用における成功の鍵となります。

さらに成果を加速させたい場合には、hachidoriのようなプロフェッショナルな伴走支援や高度なカスタマイズ機能を活用することが推奨されます。戦略的なリッチメニューの運用を通じて、LINE公式アカウントを貴社のビジネス成長を支える強力なマーケティングプラットフォームへと進化させてください。

▼株式会社エフ・コードでは、「hachidori」を提供しています。

hachidoriは、配信設定やタグ設計はもちろん、施策の提案・改善まで専任担当がサポートする
“成果直結型のLINEマーケティング支援ツール”です。

まずは機能や活用事例についてまとめた、サービス資料をダウンロードしてみてください。

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