LINEビジネスマネージャーでデータの収集・統合ができる!始め方も紹介

「LINEビジネスマネージャーって何?」

「LINEビジネスマネージャーでできることを知りたい」

そんなお悩みにお答えしていきます。

商品やサービスの販売のために、LINE公式アカウントやLINE広告を利用している企業や店舗は多いでしょう。

しかし「LINE公式アカウントとLINE広告のデータを共有できないか」と悩んでいる人が多いのも事実です。

そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。

  • LINEビジネスマネージャーとは
  • ビジネスマネージャーでできる2つのこと
  • 始め方
  • 費用
  • 3つの注意点

ビジネスマネージャーを利用すれば、LINE公式アカウントの友だちにLINE広告を配信できます。

これからLINE公式アカウントやLINE広告の利用を検討している人にも読んでもらいたい内容になっています。ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

目次

LINEビジネスマネージャーとは

LINEビジネスマネージャーとは、クライアント企業が持っているデータを収集・統合できるデータ活用基盤のことです。

収集・統合したデータは、下記のことに活用できます。

  • データ管理
  • データ分析
  • オーディエンスの共有・作成

ビジネスマネージャーを利用することで、LINE公式アカウントの友だちに対してLINE広告を配信できます。

サービスを横断したプロモーションやキャンペーンを実施でき、より効果的なマーケティング施策が可能です。

LINEビジネスマネージャーでできる2つのこと

LINEビジネスマネージャーでできることを2つ紹介します。

  • データの蓄積・結合
  • データの活用

それぞれ詳しくみてみましょう。

データの蓄積・結合

LINEビジネスマネージャーを活用することで、下記のようなデータの蓄積が可能です。

  • LINE公式アカウント
  • Yahoo! JAPANデータ
  • LINEヤフーのデータ
  • クライアントやパートナー企業などの外部データ

このように、それぞれのデータを蓄積して連携できます。

データの活用

LINEビジネスマネージャーを使うと、LINE公式アカウントの友だちをLINE広告に共有して配信できます。

通常はLINE公式アカウントの友だちに配信できませんが、ビジネスマネージャーを利用することでLINE広告を配信可能です。

ターゲットが似ていて、友だち追加してくれる可能性が高いユーザーに対して効果的なアプローチができます。

 LINEビジネスマネージャーの始め方

LINEビジネスマネージャーの始め方を紹介します。

  1. ビジネスマネージャーの組織を作成​する
  2. 組織へのビジネス情報の登録
  3. 組織へのアカウント接続
  4. 認証審査
  5. リソースの共有

LINEビジネスマネージャーを利用する際に参考にしてみてください。

1.ビジネスマネージャーの組織を作成​する

まずはLINE公式アカウント・LINE広告の管理画面から、ビジネスマネージャーの管理画面にログインします。

引用元:LINE DATE SOLUTION

次に「組織を作成」をクリックし、 作成する組織の名前を入力して「作成」をクリックしてください。

引用元:LINE DATE SOLUTION

最後に、「ユーザー」<「ユーザーを招待」をクリックします。

付与したい権限を選択して招待URLを生成し、招待したいユーザーにメールで送付しましょう。

招待されたユーザーが招待URLを開き、ログイン画面からビジネスマネージャーにログインすれば完了です。

なお招待URLの有効期限は168時間のため、有効期限内にログインするようにしてください。

2.組織へのビジネス情報の登録

情報を共有するためには、ビジネス情報の登録が必要です。

引用元:LINE DATE SOLUTION

LINEビジネスマネージャーの管理画面から、認証審査のためのビジネス情報を登録します。

引用元:LINE DATE SOLUTION

ビジネス認証<ビジネス情報の追加をクリックし、認証に必要な情報を入力します。

入力が完了したら「作成」ボタンをクリックし、情報を保存して完了です。

引用元:LINE DATE SOLUTION

情報登録後に登録したメールアドレスに認証メールが送信されます。

届いたメールを確認し、認証を完了させましょう。

登録が完了するとステータスが「待機中」になりますが、この状態ではまだビジネスは認証されていません。

引用元:LINE DATE SOLUTION

1つ以上のアカウントを接続するとステータスが「審査中」になり、審査を通過するとステータスが「認証済み」に変わります。

3.組織へのアカウント接続

LINE公式アカウントとLINE広告のアカウントの組織への接続方法を紹介します。

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントの接続方法は、次のとおりです。

引用元:LINE DATE SOLUTION

  1. 「LINE Official Account Manager」にログインして「設定」<「接続する」をクリック
  2. 接続したいビジネスマネージャーの組織IDを入力して「URLを発行」をクリック
  3. 生成された接続リクエスト用URLをコピーし、ビジネスマネージャーの管理者にメールで送付する

送られた接続リクエスト用URLからリクエストの承認画面にいき、同意をクリックすれば、LINE公式アカウントの接続は完了です。

ただし接続リクエスト用URLの有効期限は168時間なので、期限内に承認するようにしましょう。

LINE広告

LINE広告アカウントの接続方法は、下記のとおりです。

引用元:LINE DATE SOLUTION

  1. LINE広告の管理画面にログインし「設定」<「編集」をクリック
  2. 接続したいビジネスマネージャーの組織IDを入力し「適用」をクリック
  3. 生成された接続リクエスト用URLを管理者にメールで送付する

管理者が送付された接続リクエスト用URLから、承認画面の同意をクリックすればLINE広告アカウントの接続は完了です。

なおLINE公式アカウントと同じで、接続リクエスト用URLの有効期限は168時間なので注意しましょう。

4.認証審査

ビジネスマネージャーにLINE公式アカウントやLINE広告のアカウントが接続されると、自動的に認証審査が開始されます。

引用元:LINE DATE SOLUTION

ステータスの詳細は、下記のマニュアルを参考にしてみてください。

参考:LINE DATE SOLUTION マニュアル – ビジネスマネージャー

5.リソースの共有

引用元:LINE DATE SOLUTION

接続認証審査を通過したLINE公式アカウントやLINE広告アカウントは、ユーザーやLINE Tag(※)などを共有できます。

※:ウェブサイト上で実行されたユーザーのアクションを把握して、効果を計測できる機能

共有方法は、下記のマニュアルを参考にして行ってください。

参考:LINE DATE SOLUTION マニュアル – ビジネスマネージャー

LINEビジネスマネージャーの費用

LINEビジネスマネージャーは基本的に無料で利用でき、利用料金はかかりません。

ただしLINE公式アカウントやLINE広告のプランによっては、料金がかかる場合があります。

そのため、事前に利用するプランの詳細を確認しましょう。

LINEビジネスマネージャーを使う際の3つの注意点

LINEビジネスマネージャーを使う際の注意点を3つ紹介します。

  • 1企業1組織のみ運用可能
  • アカウントの開設や紐づけには審査が必要
  • 配信には友だちが50人以上必要

それぞれ詳しくみてみましょう。

1企業1組織のみ運用可能

LINEビジネスマネージャーは、1つの企業が認証できる組織は基本的に1つだけです。

引用元:LINE Business Guide_202304-09.pdf P413

接続する組織の変更は可能ですが、1つの企業に対して1つの組織しか運用できません。

組織をたくさん作っても、同じアカウントに接続できないため注意しましょう。

アカウント開設や紐づけには審査が必要

LINEビジネスマネージャーは、組織単位での利用が前提です。

そのためビジネスマネージャーを開設する際には、開設する組織の審査を受ける必要があります。

さらにアカウントを組織に接続する際にも、所有者が同一組織か確認する審査があります。

審査は約5営業日ほどかかるため、開設してすぐに利用できません。

運用できるまでには時間がかかるため、時間に余裕をもって開設するのがおすすめです。

配信には友だちが50人以上必要

下記のような配信設定をするには、対象のユーザーが50人以上必要です。

過去の配信指定過去に配信されたメッセージの対象のユーザーに再度配信ができる
絞り込み配信特定のユーザーに絞って配信する

友だちが50人以下の場合は配信対象に表示されないため、まずは友だちを増やす施策をするようにしてください。

LINEビジネスマネージャーでデータを有効活用しよう

LINEビジネスマネージャーとは、クライアント企業が持っているデータを収集・統合できるデータ活用基盤のことです。

LINE公式アカウントの友だちに対してLINE広告を配信できるため、効果的にアプローチできます。

なおビジネスマネージャーは基本的に1企業1組織のみ運用可能で、アカウントの開設や紐づけには審査が必要です。

LINEビジネスマネージャーでデータを活用し、効果的なマーケティング施策をしましょう。

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