年末年始はEC業界にとって最も忙しい時期です。「通販」や「セール」「初売り」などのキーワードの検索数が急増し、多くのユーザーがオンラインでの買い物を検討しています。しかし、せっかく新規顧客を獲得しても、一度の購入で終わってしまうのはもったいないですよね。
そこで重要になるのが「リピーター育成」です。本記事では、LINE公式アカウントを活用したEC戦略について解説し、繁忙期の売上をリピーターにつなげる具体的な方法をご紹介します。
年末年始のEC需要はリピーター育成のチャンス
年末年始はEC市場における最大の商戦期です。特に12月第2週に「通販」の検索数がピークに達し、その後も「セール」「初売り」などのキーワードが年始にかけて増加します。

多くの消費者がオンラインで買い物をする準備を整えており、このタイミングで効率よくユーザーを獲得し、リピーターへと育成することが重要になります。
また、ECサイトの売上がピークに達するのは一般的にクリスマスから年末年始、およそ2月24日から1月3日の期間中です。この期間は、多くの人が年末年始の休暇を活用し、まとまった時間を取ってオンラインショッピングを楽しむ傾向にあります。

LINEの活用はリピーター育成に有効
ECサイトでの購入後にユーザーと継続的な接点を持つことが、リピーター育成には不可欠です。LINEはそのための強力なツールとなります。国内の利用率は80%を超えており、30代においては90%のユーザーが利用しています。さらに、メールマガジンよりも開封率・クリック率が圧倒的に高く、SNSの中でも最も信頼度が高いと評価されています。

特に、LINEの通知機能は高い開封率を誇ります。メールの開封率が10%未満であるのに対し、LINEメッセージの開封率は約60〜80%にも及びます。この違いは、ユーザーが日常的にLINEを使っていることに起因しています。
リピーター育成のための具体的なLINE活用法
LINEを活用してECサイトのリピーターを獲得するには、戦略的な運用が欠かせません。しかし、LINE運用に慣れていない場合、何から始めればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。初回購入から購入後まで、それぞれのフェーズに応じた施策を実施することで、繁忙期のユーザーを効率的に購入に誘導し、その後のリピーターに育成を行いましょう。
ここでは、初回購入の促進、LINEへの誘導、リピーター育成という3つのステップに分けて、具体的な活用方法をご紹介します。
1.初回購入の促進
まずは、初めてECサイトに訪れたユーザーにスムーズに購入してもらうことが重要です。FAQや問い合わせ対応を強化し、送料やお届けのタイミングなど、よくある質問をチャットボットやポップアップで案内することで、問い合わせ件数を減らしながらユーザーの疑問を解決できます。

また、購買意欲を向上させるために、現在閲覧中のユーザー数を表示する「人気(ひとけ)機能」や、セール終了までの時間をリアルタイム表示する「カウントダウン機能」を活用し、購入を後押しすることも効果的です。

さらに、フォームの入力完了率を向上させるために、ユーザーが入力に迷わないようリアルタイムで入力サポートのポップアップを表示するなどの工夫が求められます。

2.LINEへの誘導
初回購入後にユーザーとつながることで、継続的な関係を構築できます。Webサイトからの誘導としては、サイト内に「LINE友だち追加」バナーを設置し、クーポン配布を行うことで効果的に誘導が可能です。さらに、購入完了画面や購入完了メールからLINEへ誘導することで、より多くのユーザーにLINE公式アカウントを追加してもらうことができます。

また、LINE通知メッセージを活用することで、商品発送時などのタイミングで自動的にメッセージを送信し、ワンクリックで友だち追加を促進することも可能です。

3.リピーター育成
一度購入したユーザーを継続的にECサイトへと誘導するための施策も欠かせません。ユーザーとのコミュニケーションを強化するために、アンケートや診断コンテンツを活用し、ユーザーの好みや属性情報を取得することができます。さらに、クイズコンテンツを活用して商品理解を深めてもらい、クーポン配布を行うことでリピート購入を促進することも可能です。

また、利便性を向上させるために、リッチメニューを活用し、ユーザーごとに最適な情報を提供する仕組みを構築することが重要です。顧客管理システムと連携し、パーソナライズした提案を行うことで、より効果的にリピーターを育成できます。

さらに、リピート購入を促進するためには、取得した情報に基づいたメッセージ配信を行なったり、キャンペーンやクーポンを定期的に配布したりすることが有効です。

ECの成長はLINEを活用したリピーター戦略が鍵!
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