EC事業は、スマートフォンとインターネットの普及により大きく成長を遂げてきました。さらに、LINEをはじめとしたSNSの活用はどんどん重要度を増しています。
そこで今回は、LINEを活用したECサービスやLINEを活用したECサービスをおこなうべき理由、LINEとECサイトを連携させるメリット・デメリットなどを解説します。
LINEを活用したECサービスとは?
LINEを活用した主なECサービスは以下の3つです。
- LINE公式アカウント
- LINEショッピング
- LINE広告
それぞれ特徴が異なるため、詳しく解説します。
LINE公式アカウント
LINEのビジネス利用というと、LINE公式アカウントを思い浮かべる人も多くいるでしょう。
LINE公式アカウントとは、友だち登録してもらうことにより、ユーザーに対してメッセージ配信したりクーポンを配布したりしてプロモーションできる機能のこと。
メッセージ配信やクーポン配布だけではなく、新商品の告知やLINE友だち限定のイベントの実施、友だち限定のアンケート調査などもできます。
また、メッセージの開封率やクリック数、インプレッション数などの数値データを簡単に知ることができるため、プロモーションの方向性が合っているかどうか確かめられます。
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LINEショッピング
LINEショッピングとは、掲載されているショップを経由して買い物をすることで、LINEポイントがもらえる仕組みのショッピングサイトです。
たとえば、ショップAで250円の商品を直接購入すると、ポイントはなにも付きませんが、LINEショッピングを経由させるだけで、LINEポイントが100ポイント付きます。1ポイントは1円相当として利用可能。
LINE Payで使ったり、LINEのスタンプや着せ替えを購入したりできます。さらにLINEギフトやLINE MUSIC、LINE STOREで使うことも可能です。
LINEショッピングには、2024年3月時点で230以上のショップが掲載されているため、さまざまな商品を購入できます。
LINE広告
LINE広告とは、LINEはもちろんのこと、トークリストやLINE NEWSなどの関連サービスやその他外部アプリでユーザーに配信できる広告のことです。
オンラインで手軽に申し込み可能で、予算に応じて少額からでも利用開始できます。
ユーザーの性別や年齢などに合わせて、精度の高いターゲティングが可能です。過去に購買に至ったユーザーに類似したオーディエンスを作成することもでき、効率的な広告配信が実現できます。
LINEを活用したECサービスをおこなうべき理由
LINEを活用したECサービスをおこなうべき3つの理由を紹介します。
- LINEは幅広いユーザーが利用しているから
- LINEはアクティブユーザーが多いから
- アプローチ方法が豊富だから
それぞれについて深堀します。
LINEは幅広いユーザーが利用しているから
LINEの調査によると、2023年12月末時点で、LINEのユーザー数は9,600万人にのぼると報告されています。
さらに、他のSNSと比較すると、LINEのみがリーチできているユーザー層もいるのが特徴的。
性別で言うと男女半分くらいで、15~69歳を中心に、会社員や主婦、学生、自営業など、幅広いユーザーにアプローチできます。
LINEはアクティブユーザーが多いから
LINEは、幅広いユーザーに加えて、アクティブユーザーの多さも顕著です。
毎日利用するユーザーは86%に達しており、その分ビジネスチャンスが広がっていると言えます。(2023年12月時点)
アプローチ方法が豊富だから
LINEを活用したマーケティングでは、アプローチ方法が豊富です。
LINE公式アカウントを利用してユーザーと密なコミュニケーションを図ったり、LINEショッピングをきっかけにして自社のECサイトに誘導したりすることもできます。
自社ECサイトへのアクセス数を増やしたりコンバージョン率を上げるだけではなく、自社アプリのダウンロード数や動画の再生数を増やすこともできるでしょう。
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LINEとECサイトを連携させるメリット
次に、LINEとECサイトを連携させるメリットについて解説します。主なメリットは以下の3つ。
- メッセージを読んでもらいやすい
- メッセージ配信やクーポン配布から再購入までがスムーズ
- セグメント配信ができるため一人ひとりのユーザーにしっかり訴求できる
メッセージを読んでもらいやすい
まず、LINEを活用するとメッセージを読んでもらいやすいというメリットがあります。
ECサイトの広告というと、メルマガが利用されることもありますが、他のメールに紛れやすく、開封されずに削除されてしまうことも少なくありません。
対して、LINE公式アカウントからのメッセージ配信であれば、受信したことが目に入りやすく、読まれやすいと言えるでしょう。
また、過去のメッセージ配信も、容易に振り返ることもできるため、ユーザーにとっても利用しやすいコミュニケーション方法です。
メッセージ配信やクーポン配布から購入までがスムーズ
LINEとECサイトを連携させると、メッセージ配信やクーポン配布から購入まで、スムーズに移行できるようになります。
LINE公式アカウントに一度ログインすると、次回以降はログインする必要がなく、ほんの数回のタップで購入画面まで移動することが可能です。
購入までのアクションが多ければ、ユーザーが途中で離脱してしまう可能性が高まってしまいます。いかにスムーズに購入できるかは非常に重要です。
セグメント配信ができるため一人ひとりのユーザーにしっかり訴求できる
LINEではターゲットを絞ったセグメント配信ができます。ユーザーの性別や年代、過去の購入経歴や訪問経歴などを参考にして、アプローチ方法を変えることで、一人ひとりのユーザーにしっかり訴求可能です。
無理な営業や広報は、ユーザーにマイナスイメージを与えてしまうこともあります。効率かつ効果的なアプローチができるLINEは有効なマーケティングツールです。
LINEとECサイトを連携させるデメリット
続いて、LINEとECサイトを連携させるデメリットについて解説します。そのデメリットとは、手間がかかるというもの。
そもそもLINEとECサイトを連携させるために手間がかかるだけではなく、LINEショッピングの場合、LINE以外のプラットフォームにて構築済みのECサイトを運営している必要があります。
ほかには、LINE公式アカウントの場合、まず友だちになってもらうことが大変です。そして、一度友だちになってもブロックされてしまうこともあるため、しっかりLINE公式アカウントの運用をしなければいけません。
▼下記の資料では、LINE公式アカウント運用のコツをわかりやすく解説しています。
- LINE公式アカウントのブロックとは
- LINE公式アカウントがブロックされる理由
- ブロックされないための運用方法
- LINE公式アカウントをブロックされないために
LINE公式アカウントを運用する際は、登録ユーザーからのブロックを極力減らすことが重要です。
本資料では、LINE公式アカウントがブロックされてしまう理由や、ブロックされない方法、運用の仕方を詳しく解説しています。ぜひ無料でダウンロードしていただき、貴社のLINE公式アカウントの運用にお役立てください。
LINE ECのまとめ
LINEは幅広いユーザーが毎日利用しているコミュニケーションアプリです。
そのため、LINEを活用したEC事業は積極的に検討してみるとよいでしょう。手間がかかるというデメリットがありますが、セグメント配信により一人ひとりに合わせたメッセージを読んでもらいやすく、購入訴求をおこなえます。
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