LINE公式アカウントには、リサーチ機能があり、自由記述アンケートを設定することができます。
自由記述アンケートは、その名の通り、選択形式だけではなく自由記述形式で、友だちからアンケートを取ること。
この自由記述アンケートを積極的に活用して、店舗の運営に必要不可欠なデータを集めるとよいでしょう。
そこで今回は、LINE公式アカウントにおける自由記述アンケートの概要やLINE WORKSアンケートとの違い、作り方などを解説します。
LINE公式アカウントで自由記述アンケートを取りたいと思っている方にとって有益な情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
LINE公式アカウントの自由記述アンケートとは
自由記述アンケートとは、LINE公式アカウントのリサーチ機能のひとつ。
なお、LINE公式アカウントのリサーチ機能とは、アンケートを作成して、そのページをメッセージ配信したりやタイムラインに流したりすることで、友だちにアンケート回答してもらい、データを集計できる機能のこと。
このリサーチ機能は、LINE公式アカウントを利用している方なら誰でも無料で利用できます。
自由記述アンケートのポイントは以下の3つです。
- 作成者が匿名投稿を有効に設定した場合のみ、匿名での投票ができる
- 未認証アカウントでは自由記述形式の質問は作れない
- 回答者と回答内容を結び付けられない
匿名投稿を有効にすることで、ユーザーから本音を引き出すこともできるでしょう。多くのユーザーにアンケートに答えてもらうなかで、ときには厳しい意見があるかもしれません。
しかし、厳しい意見こそ、今後の改善につながりやすいため、真摯に受け止めて対応しましょう。
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LINE WORKSアンケートとは違う
ビジネス版LINEを利用するうえで、「LINE公式アカウント」と「LINE WORKS」は違うものという認識を持っておかないといけません。
それぞれの概要は以下の通り。
LINE公式アカウント | 店舗がユーザーに直接情報を発信するためのツール |
LINE WORKS | 組織運営のための支援ツール |
LINE WORKSにもアンケートが用意されていますが、それは組織運営のため、メンバーからの意見を集計するための機能です。
たとえば、社内イベントの出欠確認や組織に対する満足度調査などが想定されており、友だちにアンケートを求めるLINE公式アカウントのアンケートとは性質が異なります。
LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作り方
次に、LINE公式アカウントでの自由記述アンケートの作り方を紹介します。
主なステップは以下の8つです。
- 基本設定を行う
- 紹介ページを設定する
- サンクスページを設定する
- ユーザー属性の質問を設定する
- アンケート内容を設定する
- リサーチを配信する
- 友だちに回答してもらってデータを取る
- リサーチしたデータをダウンロードして活用する
それぞれについて詳しく解説します。
基本設定を行う
まず、基本設定を行う必要があります。設定する項目は下記の通りです。
- リサーチ名
- リサーチ期間
- メイン画像
- リサーチの説明文
- 公開範囲
LINE公式アカウントのマネージャーを開き、左メニューの「リサーチ」を選択します。画面の右上にある「作成」を押して、項目を設定していきましょう。
なお、リサーチ期間は一度設定してしまうと、公開後に変更することはできません。また、公開範囲を「友だちのみ」にすると、友だち以外のユーザーは投票できないため、注意しましょう。
紹介ページを設定する
次に、紹介ページを設定します。設定する項目は以下の通りです。
- アイコン
- トップページの画像
- お問い合わせ先
- ユーザーの同意
- 公開範囲
なお、紹介ページの入力は任意ですので、店舗にとって必要な項目のみ埋める形でも問題ありません。
サンクスページを設定する
続いて、サンクスページを設定します。
サンクスページとは、アンケートに回答してくれたユーザーに渡す特典を設定するページのこと。自由記述アンケートは入力の手間がかかるため、何かしらの特典がないとなかなか回答を集められません。
サンクスページにて、ユーザーにクーポンを贈るという設定をしてもよいでしょう。
ユーザー属性の質問を設定する
データを活用するためにユーザー属性を入力してもらうことができます。項目は以下の3つ。
- 年齢
- 性別
- 居住地
テンプレートを利用できるのはもちろん、店舗独自の選択肢にすることも可能です。選択肢を設定するときは制限がありますが、70文字・10選択肢まで、70文字・15選択肢までなど、自由度が高いため、差支えないでしょう。
アンケート内容を設定する
次に、本題の自由記述アンケートを設定します。
設定手順は以下の通りです。
- 「自由記述」「単一回答」「複数回答」のいずれかを選んで「選択」をクリックする
- 質問や画像を設定する
- 「保存」をクリックする
質問を追加する必要がある場合は「質問を追加」をクリックしてください。1つのアンケートでは、最大7個までの質問を設定可能で、選択肢の上限は10個です。
リサーチを配信する
アンケート内容を保存した後は、友だちに周知するため、リサーチを配信しましょう。
メッセージ配信の「リサーチ」を選択し、作成したアンケートを選んで「配信」をクリックすると友だちにアンケートが送られます。
友だちに回答してもらってデータを取る
友だちにアンケートの回答をしてもらってデータを取りましょう。友だちは、サンクスページで設定した特典を受け取れるようになっています。
リサーチしたデータをダウンロードして活用する
リサーチ期間中またはリサーチ期間終了後、アンケートの結果をダウンロードできます。
ただし、アンケート回答数が20個未満場合、ダウンロードできないという仕様になっているので注意しましょう。また、多少タイムラグがあるため、少し時間をおいてダウンロードしたほうがよいかもしれません。
LINE公式アカウントでアンケートを取るときのポイント
LINE公式アカウントでアンケートを取るときに気を付けたいポイントがあります。
- 自由記述で入力する欄は少なめにする
- 個人が特定される情報の入力欄は少なめにする
それぞれについて詳しく解説します。
自由記述で入力する欄は少なめにする
楽にすべての質問に回答してもらうため、自由記述で入力する欄はなるべく少なくして、可能な限り「単一回答」または「複数回答」のどちらかで回答できるようにしましょう。
また、アンケート回答者が簡単に回答できるよう、長い文章や専門用語、難しい単語を避け、シンプルな質問にする必要があります。
たとえば「今回の商品の価格は適正でしたか?高い・安いと感じた方は理由をご記入ください」「今回のサービスにご満足いただけましたか?良かった点・悪かった点がある場合は教えてください」などと書くとわかりやすいでしょう。
個人が特定される情報の入力欄には配慮する
個人が特定される情報の入力欄には配慮してください。
LINE公式アカウントの自由記述アンケートでは、ユーザー属性の質問を設定可能ですが、あまりにも個人が特定されるような情報をいくつも質問されるのは抵抗がある方が少なくありません。
なお、基本的にアンケート回答者と回答内容を結び付けられない仕様になっていることにも気を付けてください。
LINE公式アカウントの自由記述アンケートのまとめ
このようにLINE公式アカウントの自由記述アンケートは無料で利用できる便利なツールです。LINE友だちの意見を聞きたいなら、積極的に利用するとよいでしょう。
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