LINE公式アカウントの自由記述アンケート活用ガイド!LINE WORKSとの違いや、作り方・成果を出すコツ

国内の月間利用者数が9,900万人(2025年6月末時点)を誇るLINEは、ビジネスにおいて顧客と深くつながるための必須ツールです。その中でもリサーチ機能の自由記述アンケートは、選択肢だけでは拾いきれない顧客の本音を収集するのに適しています。

今回は、自由記述アンケートの概要や作り方、そして収集したデータを成果につなげるためのポイントを詳しく解説します。

目次

LINE公式アカウントの自由記述アンケートとは

LINE公式アカウントの自由記述アンケートにおける3つの重要な制限(認証済アカウントの必要性、回答の匿名性、回答数が20件未満または5万件以上の場合の閲覧制限)を示す図解

自由記述アンケートとは、LINE公式アカウントのリサーチ機能に含まれる、テキスト形式で回答を得られる手法のことです。リサーチ機能そのものは誰でも無料で利用できますが、自由記述形式を利用する際にはいくつか注意点があります。

認証済アカウントが必要

自由記述形式の質問を作成できるのは、LINEヤフー社の審査を通過した認証済みアカウントのみです。未認証アカウントでは選択式のアンケートしか作成できないため注意しましょう。

回答と個人情報の紐付けはできない

標準機能のリサーチでは、誰がどの回答をしたかという個別の特定はできません。匿名性を活かして本音を引き出すのには向いていますが、特定の回答者に後から個別のメッセージを送るといったアクションには適していません。

回答数が20件未満の場合は詳細を確認できない

データのダウンロードには、最低でも20件以上の回答数が必要です。回答数が少ないと集計結果が確認できません。

また、ダウンロードできる結果が50,000件以上だった場合、それ以上の回答結果は確認できない仕様になっています。

LINEリサーチとの違い

LINE公式アカウントの標準リサーチ機能(自社友だち対象)と、LINEリサーチ(大規模モニター対象)の調査規模やターゲットの違いを比較する概念図

LINE公式アカウントの標準機能であるリサーチと、サービス名が非常に似ているLINEリサーチは、その役割や活用シーンが明確に異なります。自社の友だちという限られた範囲を対象にするのか、それとも市場全体という広い視野で調査を行うのかによって、選択すべき手法は変わってきます。それぞれの特徴を正しく理解することで、マーケティング活動におけるデータ活用の精度を大幅に高めることが可能になります。

LINEリサーチは、LINEヤフー株式会社が提供する国内最大級のスマートフォン専用リサーチサービスです。自社の公式アカウントに登録している友だちだけを対象にする標準機能とは異なり、約731万人(2025年12月時点)という膨大なアクティブモニター(パネル)に対して調査を行うことができます。そのため、既存顧客の意見を吸い上げるだけでなく、市場全体のトレンド把握やブランド認知度調査、新製品の開発に向けた大規模な市場調査などに活用されます。完全有料のプロフェッショナルサービスであるため、特定のターゲット層を絞り込んだ精度の高いデータ収集が可能です。

LINE WORKSアンケートとの違い

LINE(外部顧客向け)とLINE WORKS(社内・組織内向け)のアンケート用途の違いを示す図解。外部からのデータ収集と、組織内での情報共有・業務活用の流れを比較しています。

ビジネス向けツールのLINE WORKSにもアンケート機能がありますが、用途が明確に異なります。対象とするユーザー層や、アンケートを通じて解決したい課題に合わせてツールを使い分ける必要があります。

LINE公式アカウントのアンケートが店舗や企業のファン、つまり外部の顧客を対象にしているのに対し、LINEWORKSは組織内でのコミュニケーションや、業務効率化を支援するためのツールです。

そのため、LINEWORKSのアンケートは社内イベントの出欠確認や従業員満足度調査だけでなく、社内メンバーへの連絡網やバックオフィス側からの通達といった、メンバー間での情報収集・共有を目的に設計されています。

社内システムをチャットで操作したり、グループウェアと連携させたりする運用の中で、組織内の意思決定を迅速化するために活用されます。

自由記述アンケートを作成する3ステップ

アンケート作成からデータ活用までの3ステップ(基本設定、質問・特典設定、配信・CSV集計)を視覚化したフロー図

煩雑に思われがちなアンケート作成ですが、大きく3つのフェーズに分けて考えるとスムーズに進められます。各ステップで設定すべき項目を理解し、ユーザーが回答しやすい環境を整えることが、質の高いデータを集める近道です。ここでは、標準機能を最大限に活かすための具体的な手順を解説します。

ステップ1:基本情報と紹介ページの設定

まずは管理画面のリサーチメニューから、アンケートの顔となる基本情報を入力します。アンケートのタイトルや実施期間、視覚的に目を引くメイン画像を設定することが、回答率を左右する最初のポイントです。また、回答の心理的ハードルを下げるために、アンケートの趣旨や所要時間を説明する紹介ページも丁寧に入力しておきましょう。ユーザーが協力するメリットや目的を明確に理解することで、途中の離脱を大幅に防ぐことができます。

ステップ2:質問内容と特典の設定

メインとなる自由記述の質問を追加し、あわせて性別や年齢などのユーザー属性を問う項目を組み合わせて設定します。属性情報と掛け合わせることで、どのような層がどのような意見を持っているのかを多角的に分析できるようになります。標準機能では自由記述の質問は1問のみという制約があるため、最も聞きたい内容を厳選することが重要です。入力の手間がかかる自由記述には、サンクスページでクーポンなどの特典を付与し、回答に対するインセンティブを強化しましょう。

ステップ3:配信とデータの収集

設定が完了したら、メッセージ配信やリッチメニューを通じて友だちにお知らせします。配信して満足するのではなく、実施期間中や終了後にCSV形式でデータをダウンロードし、集まった回答内容を精査するまでがワンセットです。標準機能では回答数が20件に満たないと集計結果の詳細を確認できないため、十分な母数を集めるための周知徹底が欠かせません。収集した生の声は、サービス改善やLTV向上へと繋げるための貴重なデータベースとなります。

成果を最大化するための運用ポイント

アンケート回答率をアップすることを抽象化したイメージ図

単にアンケートを取るだけでなく、その後の施策に活かすための工夫が必要です。ユーザーに負担をかけず、かつ精度の高い情報を引き出すためのコツを押さえておきましょう。

自由記述の箇所を絞り込む

すべての質問を記述式にすると、ユーザーの離脱率が高まります。基本は選択式(単一回答・複数回答)で構成し、どうしても理由や意見を聞きたい部分だけを自由記述にするのがコツです。

専門用語を避けたシンプルな設問にする

回答者が考え込まずに直感で入力できるよう、わかりやすい表現を心がけましょう。何について答えてほしいのかを具体的に示すことで、より精度の高い回答が得られます。

適切な導線設計

チャットボットの設置場所や配信タイミングも重要です。目的やターゲットに合わせて、最適な導線設計を行うことが回答数増加に寄与します。

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LINE公式アカウントを導入したものの、日々の配信が作業になってしまい、売上や集客といった本来の成果に繋がっていないと感じてはいませんか?自社にとって本当に必要な機能の選定や、客観的なデータに基づいた改善策の立案は、多くの担当者様が直面する大きな壁です。

そこでお役立ていただけるのが、運用の健全性を一目で診断できる「LINE公式アカウント運用中チェックリスト10」を収録した実践ガイドです。

成果を出すために不可欠な設定から、配信の質を高めるための改善指標まで、自己流の運用を脱して「勝てる運用」へとシフトするためのノウハウを凝縮しました。今の施策に限界を感じている方、次の打ち手に悩む方の指針として、ぜひ本資料をご活用ください。

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データを利活用し成果にコミットするために

散在するチャットデータをhachidoriで集約し、自動タグ付けやユーザースコアリングを経て、外部データベース連携や成果向上へ繋げるデータ利活用の仕組み図。

標準機能のアンケートは便利ですが、回答とユーザーIDが紐付かないため、個別の接客やセグメント配信に活用できないという課題があります。こうした課題を解決し、単なるチャットログを利活用しやすいデータベースへと変えるのが、チャットUXを最大化するhachidoriです。

hachidoriを活用すれば、以下のような高度な運用が可能になります。

ユーザーの深い理解とスコアリング

チャット内での対話を通じて取得した情報を自動でタグ化し、hachidoriのデータベースに格納できます。アンケートの回答結果や、特定のシナリオ通過などをトリガーにしたスコアリング機能により、ユーザーの見込み確度を正しく判定できます。これにより、最適なタイミングでパーソナライズされたアプローチが可能です。

外部システムとの連携と高い拡張性

LINEのUIDと顧客管理システムのIDを突合させるID連携により、取得した会話データと会員情報を融合させたきめ細やかなユーザー体験を提供できます。SFAやCRMなどの外部システムとのAPI連携、データ移行・統合など、技術的に実現できることなら何でも相談できる高い拡張性が特徴です。

徹底した伴走サポート体制

hachidoriはツールの提供にとどまらず、設計支援やクリエイティブ作成といった初期フェイズから、レポーティングや運用代行、設計見直しなどの運用フェイズまで、専門チームが徹底的に伴走いたします。これにより、あった方がいい存在(nice to have)ではなく、なくてはならない存在(must to have)として成果にコミットします。

アンケートで得た貴重な声を売上に変え、LTV向上やコスト削減を実現したいとお考えの方は、ぜひhachidoriのサービス資料をチェックしてみてください。

▼株式会社エフ・コードでは、「hachidori」を提供しています。

hachidoriは、配信設定やタグ設計はもちろん、施策の提案・改善まで専任担当がサポートする
“成果直結型のLINEマーケティング支援ツール”です。

まずは機能や活用事例についてまとめた、サービス資料をダウンロードしてみてください。

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